「十字架」と一致するもの

レントなTop画像の説明 その3 最後の晩餐にて

 ブログtop画像の説明、今回はこれです。

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パンとブドウ酒。
キリスト教にとってこのパンとブドウ酒はぜーったいに欠かせないアイテムです。
イエス・キリストが十字架にかけられる前、弟子たちと最後に食事をした時に(いわゆる最後の晩餐)、イエスが私の記念としてこうしなさいとパンをとって、「これがあなたたちのために裂かれる私の体です。」次にブドウ酒をとって「これがあなたたちのために流される私の血です。」と言われました。
イエスの十字架と復活によって救われたという信仰をあらわす大事な儀式"聖餐式(カトリックなどでは聖体拝領)"として大切にされています。

レントなTop画像の説明 その2 7つの...

 間が空いてしまいましたが、今日からまた更新をしていきますよー。
さて、今回はこの画像の説明をしていきます。

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たぶんそうは見えないかもしれませんが、燭台です。
7本のろうそくを立てられています。
なんで7かというと、ちょっと前の記事、レントの仕組みのカレンダーをご覧ください。レントは7週にわたっています。最初は全てのろうそくに火をともしますが、1回目の日曜日に火を1本消し、2回目の日曜日には2本目も消し...と続いて、7本目のろうそくは受難日(イエス・キリストが十字架にかけられた日)に消します。そしてイースター(イエス・キリストの復活祭)に7本すべてに火をともす、そんなことがあります。
火は光、命の象徴です。クリスマスにろうそくの灯りをともし、イエス・キリストの誕生を喜びますが、レントには火を消していき、イエスの受難を思うのです。

次回は左から2番目のイラストの説明をしますよー。

レントなTop画像の説明 その1 キリストが3人?

ブログのTop画像の縮小版。

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この画像にはレントにちなんだイラスト等がちりばめられています。
上段右端は棕櫚(シュロ)の葉です。棕櫚とレントの関わりについてはつい最近の記事灰になる前は...ですでに書いていますので省略して、その左隣の十字架が3つ並んでいるイラストのことを少し。

これです。

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十字架はキリスト教のシンボルです。イエス・キリストが十字架にかけられて処刑された、私たちの罪を担ってくださったからです。

でもなんで3つ並んでいるのでしょうか?
もしかしてイエス・キリストは3人いた!!?
いえいえ、他に2人一緒に処刑されたのです。

ゴルゴタという丘の上で、イエスは他の2人と一緒に十字架にかけられました。
では他の2人は誰でしょうか?
弟子の誰かでしょうか??



実はイエスの弟子でもなんでもない強盗犯2人だったのです。
イエス・キリストがかけられた十字架を真ん中にして3つの十字架が丘にたったのです。

次回はなんだこれ?な下段左の画像の説明を予定していますよー。

今更ですが...

 レント(受難節)に入ってすぐにブログを模様替えしてありました。
さーて、レントのテーマカラーはなんでしょう?ってわかりやす過ぎますね、紫色です。
紫色の季節がもう1つあります。それはアドヴェント、救い主イエス・キリストの誕生(クリスマス)を待つウキウキする季節です。
十字架の苦難の死を思うレントと同じ色がテーマカラーになっています。つまり、なんでクリスマスが喜ばしい日かというと、自らを犠牲にして私たちを救ってくださるイエス・キリストが産まれたからです。イエスの誕生はいつもその先に十字架の死があるというキリスト教の考え方が現れているような気がします。

灰になる前は...

 灰の水曜日、額につける灰の正体はコレです。

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棕櫚(シュロ)の葉

前年の棕櫚の日曜日に飾る葉っぱを燃やした灰だそうです。
棕櫚の日曜日はイエス・キリストが十字架につけられる直前の日曜日、受難週最初の日のことです。エルサレムにやってきたイエス・キリストを人々が歓迎し、棕櫚の葉っぱを道に敷いたりしたようです。レッドカーペットならぬグリーンカーペットですね!
ちなみに日本語訳で棕櫚とされていますが、実際にはナツメヤシの葉のようです。

レントの前

 明日は灰の水曜日です。

と書くと「灰の水曜日ってナニ?」となりそうですが、レントの初日を灰の水曜日といいます。
と書くと、今度は「レントってナニ???」な方もいらっしゃるので詳しく説明しますと、レントは日本語で受難節というキリスト教の季節です。イエス・キリストが十字架にかけられ死んで葬られたことを思い起こしながら過ごす期間です。
イエス・キリストが復活したことを記念するイースターの日程が毎年変わるために、イースターの40日前(日曜日を除く)から始まるレントの期間も変わります。
さて、灰の水曜日...なぜ「灰」なのでしょうか?「花の金曜日」が嬉しいかんじだから受難節っていうちょっと悲しいかんじのものに「灰」ってつけたのかな?みたいな感じでしょうか?なんで灰の水曜日なのかは明日のブログにてお伝えしたいと思います!お楽しみに!

クリスマスの意味

 クリスマスイヴになりました。
クリスマスChristmasはキリストChristのミサ(礼拝)massがもととなっています。イエス・キリストの降誕を記念し礼拝をささげる日です。イエス・キリストは神の子ですがこの世に人間となって生まれ、そして私たち全ての人の救いのために最後には十字架の死をとげます。イエス・キリストの誕生は同時に十字架の苦しみの死につながるものです。だから単純なお誕生日会ではないのです。最も素晴らしいプレゼントを神が私たちに与えてくださったことを喜び感謝する日です。
そのイエス・キリストが伝えた大切なことは神を愛し、隣人を自分のように愛することです。イエスはその実践として貧しく偏見にさらされ悲しんでいる人と共に歩まれました。
街中のイルミネーションや飾りを見ていると、にぎやかで楽しいお祭りとしか思えませんが、クリスマスの本来の意味を心に留めて、イエス・キリストの降誕の喜びを感じていただけたらと願います。

今年度最後のカレッジアワーと紫になったもの

 明日は今年度最後のカレッジアワーです。

日 時  2015年12月17日(木)12:40~13:10
場 所  名古屋キャンパスチャペル
奨励者  葛井義憲先生(法学部教授)
奨励題  「肝苦(ちむぐ)りさ」
聖 書  ヨハネによる福音書1章4~5節

ぜひお越しください!!!

ところで、アドヴェントに入ってからあるものが紫色に変化しているのですが...
紫はアドヴェントのテーマカラーです。紫には"待つ"という意味があります。ほかには"受難"という意味もあるため、イエス・キリストの十字架の死をおぼえる受難節にも登場します。
さて、紫にかわったのは

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名古屋キャンパスチャペルの講壇掛けです。
これはまたクリスマスにはクリスマスのものに変わりますから、今週が見納めです。

雨の日にキレイなものといえば

「まだ降ってこないだろう」と隣の曙館まで行って数分後、チャペルへ戻る時には雨ザーザーでした。タイミングを外してしまったようです(日頃の行いが...と言われそうですが)。

私は濡れてもちっともうれしくありませんでしたが、うれしそうにしているアジサイの写真を載せておきます。

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雨の日は花の色がいっそうあざやかになっています。

週明けの月曜日はオルガンアワーです。
三位一体の曲を特集でおおくりします。聖霊降臨節(三位一体節)は長いのでずーっと三位一体の曲ばかりかというと実はそうでもないのです。

待降節はイエスの誕生を待ち望む曲。降誕節はイエスの誕生を祝う曲。受難節はイエスの十字架の受難を思う曲。復活節はイエスの死と復活によって救われたことを祝う曲。
聖霊降臨節(三位一体節)は...その他すべての曲を取り扱う季節といえるのです。
ということで三位一体の曲を特集するのは今だけです!ぜひお越しください。

オルガンアワー
日時 6月8日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

いよいよオルガンアワーが始まります!

金曜日ですが、今日は特別な金曜日です。
今週はどんな週?のブログにもありますように、今日は"受難日"、イエス・キリストが十字架にかけられ、死をむかえたことを記念する日です。聖金曜日ともいわれます。そして三日後の5日(日)にイエスが復活した日を記念してイースター(復活祭)があります。

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そんなわけで、4月6日(月)のオルガンアワーではイエスの受難と復活をテーマにプログラムを予定しております。
時間は12:40~13:10、場所は名古屋キャンパスチャペルです。
入場無料、曲の途中であっても入退場自由です。ぜひお越しください。

今週はどんな週?

いよいよ3月31日、2014年度最終日ですね。
キリスト教の暦でも今週が大きな節目にあたります。今は受難節(レント)ですが、4月5日(日)に復活祭(イースター)を迎えて復活節にかわります。そんなわけで、今週は受難節(レント)の中でも特別な受難週という最終週にあたります。さらに4月3日の金曜日は受難日といいます。イエス・キリストが十字架のうえで死をとげ、墓に葬られたことを記念する日です。
このイエスの犠牲があったからこそ私たちは救われ、それを信じた人たちが宣教したからこそ、本学がうまれたのです。

本学のルーツはキリスト教です。明日からむかえる2015年度もこのブログを通して、キリスト教センターの活動、キリスト教についてなどをつづっていきたいと思います。

本当の子羊って?

イエス・キリストが十字架にかけられたのが過越祭の時ということを前回お伝えしましたが、これこそ今回のブログの本題なのです。
過越祭では子羊の犠牲によって災いを逃れました。
イエスの十字架での死、犠牲によって、私たちの罪をあがなわれました
ということで、「過越祭にささげられた子羊=イエス」ということができるのです(コリントの信徒への手紙一 5章7節参照)。

そしてこれがイエスの示した神から人への愛なのです。
本学の建学の精神、「敬神愛人」の基には、独り子を十字架にかけてまで人間を愛する、神が示した愛があるのです。

今はレント(受難節)です。レントはイエス・キリストの十字架の苦しみを思い起こして過ごす期間です。どうかそのことを今一度覚えて過ごしましょう。

超有名な絵は過越祭の場面だった!

過越祭があの有名な絵に云々と引き伸ばして前回のブログは終了していました。
では、あの有名な絵とはなんでしょうか?

答えはレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」です。
イエス・キリストが捕まって十字架にかけられる前日、文字通り最後の晩餐の場面です。聖書にはこれが過越祭一日目(ユダヤ教の暦で15日)の食事だったと記されています(マルコによる福音書14章12節他)。つまり、「最後の晩餐=過越祭」なんです!翌日にはイエスは十字架で死をとげ、3日後の日曜日に復活するわけですから、過越祭とイースターの日程が重なるんですよ。
クリスマスは聖書に何月何日などとは書かれていませんが、イエスが十字架にかけられた日は過越祭のおかげで特定できるわけです。ちなみにユダヤ教の暦が太陰暦なのでイースターも毎年日程が変動するんです。キリスト教のルーツがユダヤ教にあることがあらためて感じられますね。

さて、次回は過越祭にもうちょっと踏み込んでいきたいと思います。

モーセの出エジプト記9

まずは予告通り、ブログのtop画像についての説明です。

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(1)旧約聖書イザヤ書53章5節の言葉です。
(2)イエス・キリストはゴルゴタ(されこうべの意味)の丘で他に二人の死刑囚といっしょに十字架にかけられました。
(3)棕櫚(しゅろ)の葉です。イエスがエルサレムに入ってきたとき、群衆が棕櫚の葉を道に敷いて迎えました。大歓迎した群衆ですが、イエスの言動が自分たちが求めていることと違うために、すぐにイエスを死刑にしろと叫ぶのです...。

モーセの出エジプト記9
血の災い

 

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ファラオが川へおりてきました。
モーセがナイル川を杖で打つと、水が血に変わりました。魚は死んでしまい、川は悪臭がただようようになりました。
しかし、エジプトの魔術師も同じことをしたので、ファラオはモーセとアロンの言うことをうけいれませんでした。
そのため7日後に次の災いがエジプトを襲うのでした。

続く

 

前回までの復習はこちらから→モーセの出エジプト記1 モーセの出エジプト記2 モーセの出エジプト記3 モーセの出エジプト記4  モーセの出エジプト記5 モーセの出エジプト記6 モーセの出エジプト記7 モーセの出エジプト記8

モーセの出エジプト記7

2月18日(水)は「灰の水曜日」といって受難節(レント)の始まりです。イエス・キリストの十字架の苦しみを思う時です。イースターから40日前(日曜日をのぞく)が灰の水曜日です。明日の更新時にはブログをレント使用に変更します。さて...レントの期間の色は何色かわかりますか?
答えは明日のブログにて。

モーセの出エジプト記7.

モーセは話をするのが得意ではなかったのです。今からやろうとしていることは、ヘブライ人やファラオ、多くの人を説得しなくてはいけません。とてもじゃないけれど、できないと思ったモーセは、誰かほかの人にかわってくださいと願いました。
神はいつまでたっても首を縦にふろうとしないモーセのために、モーセの兄のアロンを協力者としました。アロンはとても話が上手なのです。
モーセは家に帰り、妻子をつれてエジプトへとむかいました。

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アロンと会ったモーセは2人でまずヘブライ人を説得しました。
そしていよいよ2人はファラオのもとへとむかったのです。

続く

 

前回までの復習はこちらから→モーセの出エジプト記1 モーセの出エジプト記2 モーセの出エジプト記3 モーセの出エジプト記4  モーセの出エジプト記5 モーセの出エジプト記6

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