断食月が最後の異文化体験となるので楽しみです! アルムスリム大学 水谷




4月の釜山は比較的暖かく、最高気温20度以上の日が何日かありました。しかし夜はまだまだ寒く、上着が必要でした。韓国の友人に話を聞くと、今年は例年より少し冬が長かったみたいです。しかし釜山では、一週間ほど快晴で暖かい日が続いたので、桜の花が咲き、4月の上旬には桜の木に葉が生えていました。
また、沙上の近くに菜の花畑があることを知り、行ってきました。ものすごく面積が大きく、人がたくさんいても気にならないくらいの大きさで、花も満開だったので春を感じることができました。
4月20日から中間テストがありました。韓国では一つの学期に二回テストがあります。この時期になると図書館や勉強室が人でいっぱいになります。寮の学習室や休憩室でも、深夜1時まで勉強をする学生の姿が見られ、私も2時過ぎまで勉強する日がありました。特に今回は、世界の食べ物の文化の授業を取っていたため、一番範囲も広く大変でしたが、"留学に行って食文化を学びたい"という目標が叶い、学んでいて楽しいと思うので、取って良かったです。この授業を通して、食事のマナーや疑問に思っていたことが解決し、日本とは違う部分を発見し面白かったです。
私は言語学を二個取っていて、単語を覚えるときに英語と韓国語の二つを覚えないといけないので周りよりは大変ですが、二か国語覚えることができるので頑張りました。今学期は語学堂もないので、独学で韓国語を勉強していますが、一般の授業を取っていて教科書で分らない単語を調べたりしているだけで覚えたり、授業を聞いているだけですがリスニングの力は伸びたと思います。
しかし前期と違って話す機会が少ないので、韓国人の友人を誘ってご飯を食べに行ったり、韓国語を教えてもらったりしています。私と同期の日本人がいなくて、最初の授業は大変でしたが、やっと慣れてきました。残り半分ですが、来月には学際もあり、時間が早く過ぎてしまう気がします。帰ったら語学試験を受けるつもりなので、留学生活最後まで勉強も頑張り、前期よりも自由時間が少なく外出も少なくなっていますが、時間があれば外に出かけたりして濃い留学生活を送りたいです。
3月は1月や2月に比べ0℃を超える日が格段に多くなり、分厚いコートを着なくても外出できるようになりました。ただ、時々雪が降ったり冷たい風が吹いたりするので、油断は禁物です。冬が長く乾燥しているエドモントンですが、1つ良いところがあります。それは、雨がほとんど降らないことです。この7ヶ月間学校までの行き帰りで傘を使ったことは1回もありません。カナダの他の地域、例えばバンクーバーやトロントは雨や曇りの日が多いようですが、ここエドモントンは晴れて青空が広がることが多いです。寒さは厳しいですが、晴れる日が多いのはとても嬉しく、晴れた日の夕日が私は特にお気に入りです。広い空にいろんな色が混じりあいグラデーションになっていて、いつまでも見ていられる気がします。
3月はこの留学の7ヶ月間の中で1番早く過ぎ去っていった気がします。4月に入るとすぐにFinal Examといって学期末テストがあるため、授業も追い込みという感じでした。
Speaking&Listeningのクラスでは、最後のプレゼンテーションが行われました。課題は8分間でクラスメイトが知らなくてかつ興味が持てそうなものを教える、というもので、私は日本人にとってとても重要であるお辞儀の文化にといてのプレゼンテーションをしました。今回のプレゼンの形式はかなり特殊で、クラスを半分に分け、1日目は半分がプレゼンする側、残りの半分が聞く側にまわり、1人が1人に発表するいわゆるペアのような形で、その聞く側がローテーションしていき、1対1の形で全員のプレゼンテーションを聞くというスタイルでした。このスタイルにするとクラスメイト全員の前で1回勝負という緊張感がなく、そのうえ7回ほど自分のプレゼンをすることができるので、回を重ねるごとに上達していっているのが分り、とても良かったです。
更に、1対1であるので質問がしやすく、相づちを打ったりコミュニケーションを取りながら進めていけるので、いつもより理解が深まるし、自分のプレゼンテーションもしっかり理解してもらえたと思うので、とてもいい機会だったと思います。授業の後、たくさんのクラスメイトがおもしろかったよと感想を言ってくれ、少しは日本の文化に興味をもってくれたと思うので良かったと思います。中には、あなたのプレゼンテーションが1番良かったと言ってくれるクラスメイトがいて、それを聞いた時は頑張って用意して良かったなと思ったし、本当に嬉しかったです。
今回のタームは前のタームと比べ、休み時間などにクラスメイトと話す機会がとても増えたように感じます。クラスメイトのことをよく分かってきたというのもあると思いますが、自分の心にも余裕が出てきた証でもあると思います。来た当初は、うまく通じ合えず悔しかったし、クラスメイトにも不快な思いをさせてしまうこともあったと思います。でも、今はみんなと話すことが楽しく、そこからたくさんの知らなかったことを学ぶことができます。クラスメイトのほとんどは色んな国からの移民であり、一生カナダで暮らしていくと決心した人たちばかりです。そのため、みんなの英語を学ぼうとする姿勢や努力は素晴らしいです。そして何より、前向きで広い心を持っていると実感しました。私より20歳も30歳も上なのに、みんなパワフルで時には励ましてくれたりアドバイスもくれたりして、先生がたくさん居るようでした。みんなのおかげでこのタームも乗り越えられたと思います。あとはFinal Examを残すのみ!精一杯やりきって、残り1ヶ月弱のカナダの生活を満喫します!