2009年8月アーカイブ

8月6日にセントレアから飛行機に乗りました。いきなり名古屋発の便が遅れるというアクシデントがありましたが、なんとか予定通りの飛行機に乗ってアメリカに到着することができました。

私は長期留学なので派遣先のミドルテネシーへ行く前にアイオワ州のコー大学へ行きました。ここでは9日間、summer orientationに参加してきました。コー大学の先生方は皆親切で、とても安心しました。でも、このオリエンテーションに参加して、自分の英語力のなさを実感させられました。一緒にいた早稲田の学生たちはみんなレベルが高くて、何で私はこんなにできないのだろうと悔しい思いもしました。

宿題はreadingが特に大変で夜中の3時頃まで本を読んでいた日もありました。その頃は必死だったけど後から思い返してみたら、みんなと一緒に勉強したり、買い物に行ったり、名学生だけど今まで話したことがなかった人たちとも仲良くなることができてとても充実した日々だったなと思います。

 

辛かったことと言えば、食事が合わなくて体調を崩したことです。お腹は減っていてもサラダか果物しか食べる気がしなくて、早速日本食は恋しくなりました。この時に初めて、いかに食事が大事か思い知らされました。辛いことはあったけどみんながいてくれたので、とても支えられました。なので、コー大学を去る時はとても寂しかったです。15日にプログラムが終わったのですが、次の大学が始まるまで日にちがあったのでコー大学のBarbara先生の家に6日間ホームステイさせてもらうことになりました。他にも名学の先輩と早稲田の子2人も一緒にシェアしました。Barbara先生は本当に優しい方で私たちにとてもよくしてくれました。この6日間もあっという間に過ぎ、Barbara先生には本当に感謝しています。

次のテネシー州へ行く時は私一人で行かなくてはいけなかったので、案の定デトロイトで乗り換えの時空港内で道に迷ってしまいました。困っていたら、アメリカ人の方に声をかけられて目的のゲートまで連れて行ってくれました。この時は嬉しすぎて泣きそうでした。無事ナッシュビルの空港に着き、先輩が紹介してくれたアメリカ人の友達が学校の寮まで送ってくれました。

寮はLyon Hallで、キャンパスの端にあり他の建物への移動が大変ですが、とても綺麗な建物なので気に入りました。他の国からはフランス人やオーストリア人、台湾人がいてみんな英語がとても上手で驚きました。留学生とはオリエンテーションを通して仲良くなり、一緒にご飯を食べに行ったりパーティーをしたりしました。コー大学の頃とは違い、英語を話したり聞いたりする時間が圧倒的に増えたので頭が疲れます。でも、これは私が英語を学ぶ上でとてもいい環境だと思うので早く慣れるように頑張りたいと思います。

3ヶ月経過、8月。

 

 中間テストのようなものと考えていいのだと思うが、多くのクラスでペーパーの提出があり、フィリピノも留学生もみんな忙しい雰囲気を出していた月だった。

 私のとっている英語の授業もますますペーパーが増え、アカデミックな書き方を要求されてきている。リーディングの内容が様々で面白い。しっかりと書けているかといえばまだまだだが、少しでも追求することを心がけたい。

  

8月末の総選挙のため選挙や政権、これからの日本について話す機会が多かった月となった。考え方、視点は多くあるが、何よりも自分の無知さ関心の低さに劣等感を抱いた。さらに、フィリピンに多くある華僑系のモールSMについて経済的な側面に驚いた。このモールには連日多くの客が足を運ぶが、驚くことは客の数だけではなく、店員の数だ。確実に有り余っている。利益を生むにはよくある方法として人件費を抑えるか、莫大な量の商品を売るかだ。だがどちらも当てはまっているとは思えない。だからこそこのSMがこんなにもフィリピンの流通を占めているか不思議だ。でが、それ以上にそこまで考え、経済を学んでいる方は、経済学部のフィリピン人が自分の学んでいることがこの国で行われていない=無意味なのでは?と考えないことに不思議に感じていた。視点を変えることは本当に面白い。

また、先日マクドナルドにて隣に座っていたおばあちゃんに話しかけられ4時間近く話しを聴いていた。スペイン系フィリピン人なのだが、フィリピンというよりはスペインを愛している、誇りに思っているという印象を受けた。そして、ムスリムを嫌っていた。久しぶりに文化や宗教の歴史の断片に触れた気がする。スペイン系フィリピン人。中国系フィリピン人とはよく言う。だが先祖が違っているのは確かなのだろうが、どこまでたってもフィリピン人にはならないのだろうが。うまく言葉で説明はできないが、日本人には少しない感覚なのかもしれない。占領下にあった上、特にスペイン系の人にとってはフェリペ皇子からきたフィリピンにやはり他の人に比べて優越感のようなものもあるのだろうか。調べてみたいし、フィリピン人に聴いてみたい。

 

また、フィリピン大学は様々な日本の大学のゼミ生や、研修の場となっており、多くの学生に会うことができる。8月、約2週間早稲田大学の学生が研修でフィリピン大学に滞在しており交流を行いに出かけた。いろいろな観点のお話をきけ考えさせられた。

 

今月は私の住む寮においてフィリピン人主催のフィリピノナイトなる、イベントが開かれた。そこで印象的だったことが、最初に国歌を歌うことだ。寮で行われる、規模も小さい数時間のイベント。だが国への誇りと愛をこめて歌っているように思えた。(これは文化かもしれないが、)日本人のように恥ずかしがって声が小さくなることなく、一人一人まじめに歌っていた。これが当たり前の光景なのだろうが、何か新鮮なイメージを強く受けた。10月にはJapaneseNightが開かれるので準備も始まり、忙しくなりそうだ。

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