2018年3月アーカイブ

今日は・・・

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いつのまにか3月も終わりですね・・・2017年度最後の更新ですよ。
本日は受難日、イエス・キリストが十字架にかけられて殺されたことを思う日です。

鞭打たれ、十字架をかつがされて街をひきまわされ、ゴルゴタという丘で他の二人の死刑囚と一緒に十字架にかけられました。くわしくは十字架への道のりシリーズをご覧いただくとして、現在の時刻が15:30ですから、2000年ほど前のちょうど今頃・・・じゃないですね、日本時間で考えると違ってしまうから今頃ではないのですが、現地時間の15時頃にイエスは息をひきとっているのです。

ということで、この日は特別な日として過ごすため、カトリックなどでは健康な成人に断食、といっても1回は普通の量をとり、他は少量に抑えつつ肉を食べないといったことが勧められているようです。

他にも、特別な礼拝が行われたり、受難劇が行われたりします。
マタイ受難曲やヨハネ受難曲といった曲はこの日の礼拝で使う目的でつくられているんですよ。

最後のメニューは?

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 今日はキリスト教で洗足木曜日と呼ばれる日です。
十字架への道のり その10十字架への道のり その11でご紹介している、最後の晩餐の場面を思い起こして過ごす日です。
ところで死ぬ前に食べたいものを一つ選ぶなら何にする?というような話、したことありますか?
贅沢にイクラ・・・スモークサーモンもいいかも・・・いやここはやはり・・・と色々悩んでしまいますが、イエスの最後の晩餐は"過ぎ越しの祭り"の日でしたので、掟でメニューはしっかりばっちり決まっていて、選びようがないのです。ということでこんなメニューです。

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1.酵母を入れないクラッカーのようなパン3枚
2.羊の前足
3.ゆで卵
4.野菜(セロリ)酢か塩水にひたして食べる
5.苦菜(ワサビなど)
6.フルーツをすりおろしたものにクルミやレーズンを加えたもの
7.ワイン

うーん、いまいち美味しそうに思えない。絵が微妙なのと私が肉苦手なのをおいといてもつけあわせがセロリとワサビじゃあねぇ・・・と。
でもこのメニューにはエジプトで奴隷として過酷な環境にあったイスラエル民族を神が救出されたことを記念しているので下のような意味があるんですよ。

1.酵母を入れないクラッカーのようなパン3枚・・・出エジプトの時に食べた
2.羊の前足・・・過越しの犠牲の子羊の象徴
3.ゆで卵・・・神殿への捧げものと、神殿破壊の嘆きの象徴
4.野菜(セロリ)酢か塩水にひたして食べる・・・春の野菜
5.苦菜(ワサビなど)・・・エジプトの苦難の象徴
6.フルーツをすりおろしたものにクルミやレーズンを加えたもの・・・奴隷としてレンガ造りをさせられていたことの象徴

ちなみに今、出エジプト記を紹介したのにはわけがあったなどで詳しく過越しの祭りの由来を紹介していますよ。

さて、明日はイエス・キリストが十字架で死を迎えたことを思い起こして過ごす「受難日」、「聖金曜日」になりますよ。


今年の桜

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 桜が満開になりました。
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名古屋キャンパスしろとりに隣接する公園はお花見をする方でにぎわっていましたよ。
花粉さえなければ、私も昼休みにお弁当を持って堪能したいところですが、マスクとメガネをかけて素早く写真を撮るにとどめました。
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入学式&イースターまで花がもってくれるといいですね。



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十字架への道のり その22(最終回)

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受難週に入って、新年度目前、そしてイースター目前になりようやく最終回をむかえました。イエスの受難、イエスの十字架での死があるからこそイースターはイエスの復活の喜びの日、私たちがゆるされ、神様からこんなにも愛されていることを知る大切な日として盛大にお祝いされるのです。

 十字架への道のり その22
安息日が明けた週の初めの日、マグダラのマリアと他のイエスに従ってきた女性たちはイエスの遺体に塗る香油を持って墓へ行きました。
墓をふさいである大きな石をどうやってどかすかと話しながら到着すると、入り口をふさいでいた大きな岩は横へ転がしてありました。

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墓の中に入ると、白い衣を着た若者が座っているのが見えたのでマリアたちは非常に驚きました。
すると若者は「あの方はここにはおられない。復活されたのです。さあ行って弟子たちに伝えなさい『あの方は復活された。あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。そこでお目にかかれる。』」と言いました。マリアたちは恐ろしくなりながらも喜んで走って弟子たちのもとに知らせに行きました。

終わり

十字架への道のり その21

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十字架への道のりシリーズ、次回最終回です。お見逃しなく! 


十字架への道のり その21
刑が執行されたのは安息日の前日でした。夕方になり、アリマタヤ出身の議員のヨセフが勇気をだし、ピラトにイエスを葬りたいと願い出ました。
ピラトは百人隊長に確認し、イエスの遺体を引き渡しました。

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ヨセフは亜麻布でイエスを包み、岩を掘ってつくった新しい墓におさめ、入り口に岩を転がしてふさぎました。

続く


十字架への道のり その20

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 いよいよこのシリーズも終盤、そして現実のレント・受難節も終盤です。
日曜日には受難週に入ります。この日曜日は棕櫚(シュロ)の主日といわれ、十字架への道のり その4の場面に由来します。

十字架への道のり その20
イエスは朝の9時に十字架にかけられました。罪状書には「ユダヤ人の王」と書かれました。二人の強盗がイエスの左右に十字架にかけられました。
見物に来た人たちは「自分を救ってみろ。」と口々に笑いものにしました。

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昼の十二時ごろ、太陽が光を失い、辺りは暗くなり、それが3時まで続きました。
イエスは「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか。」と叫び、そして息をひきとられました。神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けました。そばにいた百人隊長はそれらの出来事を見て、本当にイエスが神の子だったと言いました。

続く

十字架への道のり その19

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 十字架への道のり その19
十字架にかけられる者は十字架をかついでゴルゴタ(されこうべの場所)という刑場まで行かなければいけません。

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兵士たちは途中で通りすがりのキレネ人のシモンという人に無理に十字架をかつがせて運ばせました。
そしてイエスを十字架につけて、イエスの服を分け合いました。

続く

卒業おめでとうございます。

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 本日、2017年度学位記授与式が執り行われました。
卒業生の皆様そしてささえてこられたご家族の皆様、おめでとうございます。
これからの歩みの上に、神様の守りと祝福が豊かにありますようお祈り申し上げます。

十字架への道のり その18

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 十字架への道のり その18

総督の兵士たちがイエスのまわりに集まってきました。
イエスに赤いマントを着せ、茨(イバラ)でつくった冠を頭にのせて、右手に葦の棒を持たせました。
そしてイエスの前にひざまずいて、「ユダヤ人の王、バンザイ!」とイエスを笑いものにしました。

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さらに葦の棒でイエスの頭をたたき、唾をはきかけるなどし、イエスをバカにしてから、マントを脱がせて元に戻し、十字架につけるために連れていきました。

続く


十字架への道のり その17

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 十字架への道のり その17
ピラトは、イエスを十字架刑にするほどの罪を犯しているとは思えなかったので、集まった民衆にさらにたずねました。
「いったいどんな悪いことをしたのか」
しかし彼らはさらに激しく「十字架につけろ!」と叫び続けました。
ピラトはそれ以上言っても騒動になりそうな様子を見て、「私にはイエスの死に責任はない。お前たちの問題だ。」と言って、彼らの要望通りにすることにしました。

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そこで、バラバは釈放され、イエスをムチで打ってから十字架につけるために引き渡しました。


続く


十字架への道のり その16

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 十字架への道のり その16
さて、この当時、ユダヤの人たちはローマ帝国の支配下にあったので、最高法院で死刑をいいわたしても、実際にはその権限がなかったのです。そこで登場するのがローマ総督ポンテオ・ピラトという人物です。

十字架への道のり その16
祭司長や民の長老たちはイエスを総督ピラトに引き渡しました。
ピラトが「お前はユダヤ人の王なのか。」と尋問すると、イエスは「それはあなたが言っていることです。」と答えただけでした。
そして祭司長や長老たちがイエスに不利な証言ばかりしてもなにも答えないので、ピラトはイエスが罪を犯したとは思えませんでした。

その日は祭りの日でした。
総督は祭りのたびに民の希望する囚人を釈放することにしていました。
そこでピラトはバラバ・イエスという囚人と、イエスとどちらを釈放して欲しいかと民の希望をきいたのです。
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祭司長たちは民に根回しをしていたので、集まった人はこう叫んだのです。
「バラバを!」
そこでピラトは「メシアと呼ばれるイエスはどうするか」とききました。
すると、皆が
「十字架につけろ」とこたえました。

続く


十字架への道のり その15

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 十字架への道のり その15
イエスの有罪判決を聞いて驚いた人がいました。
イスカリオテのユダです。

ユダは裏切りましたが、イエスが無実だと知っていたので大変に後悔しました。
そして裏切って得た報酬の銀貨30枚を祭司長たちに返そうとして言いました。
「私は罪のない人を売り、罪を犯しました。」
でも彼らは「我々の知ったことではない。お前の問題だ。」とつきはなしました。
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ユダは銀貨30枚を神殿に投げ込み、自殺しました。

祭司長たちは「この金は血の代金だから神殿の収入にはできない。」と言って、その金で陶器職人の畑を買い、外国人墓地にしました。
続く



十字架への道のり その14

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 花粉症って鼻が詰まって目がかゆいだけだからと甘くみてはいけないんですね・・・という目にあって、更新が途切れてしまいました。
今日からまた更新していきますよ!

十字架への道のり その14
捕まえられたイエスは、最高法院へと連れていかれました。
大祭司の前で偽の証人がたくさんやってきて、イエスに不利な証言をしましたが、イエスは何を言われても黙ったままでした。そして彼らはイエスに死刑を宣告したのでした。

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そのころペトロはこっそりと様子をうかがいにやってきました。
ペトロに気が付いた女中が、「あなたはイエスと一緒にいた人だ。」と言い出しました。
ペトロはあわてて「人違いだ。」とよそへ逃げました。
すると、そこでも「イエスの弟子だ。」と気づかれました。ペトロは「イエスなんて人は知らない。」と言いました。さらに「イエスの仲間だ。言葉使いが一緒だ。」と問い詰められると、「そんな人は知らない」と呪いの言葉さえ口にしながら、イエスを知らないと誓ってしまったのです。するとすぐに鶏が鳴きました。
イエスから言われた「あなたは今夜、ニワトリが鳴く前に、3回私のことを知らないと言う。」という言葉を思い出したペトロは逃げ出して激しく泣きました。


続く


十字架への道のり その13

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 十字架への道のり その13
ユダは祭司長たちのところから、武装した集団を連れてイエスのところへやってきました。
彼らはユダが接吻するのがイエスだからそれを合図にイエスを捕まえるように計画をたてていたのです。
ユダはイエスに近寄り、「先生、こんばんは。」と接吻しました。
イエスは「友よ、したいことをしなさい。」と言いました。

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それを合図に彼らはイエスを捕まえ、最高法院へと連れて行きました。
一緒にいた弟子たちはみんなイエスを見捨てて逃げてしまいました。
続く

いやー、ユダの裏切りの回がシリーズ13回目にあたるなんてなんたる偶然!むしろ必然!?というほどぴったりな数字です。ユダは選ばれた12弟子の一人でしたが、ユダが抜けた後に一人補充して全部で13人になったので、ユダと13とはそういう縁で結ばれているんですよ。特にねらったわけでもないのにピタリとあたってびっくりしましたー。


花の季節

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 花の季節と変換しようとして、まっさきに鼻の季節とでました。花粉症の季節ですからティッシュが手ばなせなくて今もムズムズと・・・というジメッとした話をしたいわけではなく、花が咲いてきましたよーという春めいた話をしたいのです。

名古屋キャンパスチャペルの庭、今が花盛りです。それもレントの季節のテーマカラー、紫色の花ばかり。

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馬酔木(アセビ)

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クリスマスローズ(レントの季節に咲くのでレンテンローズとも呼ばれます)
どちらも満開です。
さ、明日はまた十字架への道のりの続きですよー。
お楽しみに!




十字架への道のり その13

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 また寒くなるみたいですね・・・皆さん体調管理お気をつけてお過ごしください。

十字架への道のり その12

イエスはゲツセマネまでくると、ゼベダイの子ヤコブ、ヨハネとペトロの3人だけを連れて先へ進まれました。
そしてとても悲しんで祈られることにしました。イエスは3人にいっしょに目を覚ましているようにと言われて、少し離れた場所で祈られました。
「父よ、できることならこの運命を変えてください。でも私の願いをかなえてくださるのではなく、あなたのみ心を行ってください。」
こう祈って、3人のところへ戻ると、なんと全員眠っていました。
3人を起こし、目を覚まして祈っているように言うと、また同じように祈られました。

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そして戻ってみると、またしても3人は眠っていました。
そこで彼らを離れて3度目の祈りをされ、戻ってきて言われました。
「見なさい、私を裏切る者が来た。」

続く

十字架への道のり その12

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 イエス・キリストの十字架への道のりシリーズ12まできました。
エピソードが山盛りなので3分の1ぐらい進んだところですか・・・ね。
ではではどんどんいってみましょう。

十字架への道のり その12
食事が終わると、イエスたちはオリーブ山へと出かけました。
その途中でイエスはペトロにこう言われました。

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「あなたは今夜、ニワトリが鳴く前に、3回私のことを知らないと言う。」
ペトロは
「死んでもそんなことは言いません。」
と否定しました。
他の弟子たちも同じように言いました。

続く


十字架への道のり その11

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 いよいよ最後の晩餐の場面にきましたよ。
ユダヤ教の大切な祭り、"過越しの祭り"の夕食がメニューです。
今度機会があれば、この食事をクローズアップしたいと思います。

十字架への道のり その11
みんなが食事をしている時、イエスはパンを手にし、感謝のお祈りをしました。
そしてパンを裂き、弟子たちに配りながらこういわれました。
「これはあなたたちのために、引き裂かれる私の体です。」

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次にブドウ酒を手にし、感謝の祈りを唱えて、渡しました。
「これはあなたたちの罪が赦されるように、多くの人のために流される私の契約の血です。」

続く

ちなみに、過ぎ越しの祭りについては
最後の晩餐のメニュー

今、出エジプト記を紹介したのにはわけがあった

モーセの出エジプト記18
等をご参照ください。

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