18.
神様の言葉がモーセに届きました。
真夜中頃、エジプト中の初子(夫婦の間にできた初めての子)の命を取り去るというのです。人、家畜、全ての初子です。
その際に、鴨居と入り口の柱に子羊の血を塗った家は過ぎ越していくと言われました。
ヘブライ人はいわれた通り、子羊の血をヒソプの枝で鴨居と入り口の柱に塗りました。
そして真夜中になりました。
ファラオの子もふくめエジプト中の初子が死に、国中に悲しみの叫びがあがりました。
すぐにファラオはモーセとアロンを呼び出しました。
「出ていくがいい。ヘブライ人を解放する。」
とうとうファラオが認めたのです。
神を恐れたエジプト人から追い立てられるように出発しました。
実に430年ぶりにエジプトから解放されました。その人数は成人男子だけで60万人にもなりました。
ところが、ファラオをはじめエジプトの家臣たちは、奴隷として働かせていたたくさんのヘブライ人がいなくなると、気が変わりました。
もういちど連れ戻そうと動き始めたのです。
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