パイプオルガンの最近のブログ記事

パイプオルガンのパイプ

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さて、今日は私、瀬戸キャンパスチャペルにいます。
パイプオルガンのパイプの修繕や定期点検が行われています。

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こちらが、1週間ほど工房へ入院していたパイプたち。
今日オルガンに戻ってきました。
これはロールフルーテと呼ばれる種類の笛です。フルートの音、リコーダーのような柔らかい音が出ます。
ホームページにオルガンの詳細が載っていますが、この黄色い線で囲った種類の笛になります。
特徴的な蓋ですねー。種類が変わると笛の形状も少しずつ違ってきます。というよりも、形状が異なるので異なる性質の音が出るんですよね。「あ」の口だと「あ」の発音になって、「い」の口なら「い」の発音になるような感じです。音の高さは笛の大きさで変わるので大小さまざまな笛がオルガンの中にひしめいています。

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オルガンの中ではボールペンをペン先を下に立てたようにして設置されます。柔らかい金属でできているため、長い時間をかけて徐々に自分の重みで潰れてきてしまうのです。

さて、金曜日のチャペルアワーには良いオルガンの音が響く予定ですからお楽しみに!
(伝道師じゃないほう)

オルガン解体ショー!?

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伝道師のほうです。

タイトルを見て「えっ!?」と驚かれた方もおられるかもしれません、
大丈夫、ご安心ください。うちの大学のオルガンは解体していませんよ(笑)

SNSの記事を流し読みしていたら、こんなニュースの動画を見かけました。



マテュー・ガルニエさん。
この方、実は本学のしろとりチャペルに設置されている
あの大きなパイプオルガンを製作してくださった方なのです。

そもそもオルガンという楽器自体が珍しいわけですから、
オルガンの「中身」を見る機会はもっと貴重ですよね。

オルガンの解体ショー。
200席限定のチケットが僅か15分で完売......だったそうです。
双眼鏡を持って熱心に観覧されているお客さんもいますねぇ。

オルガンはその生涯の中で何度も何度も解体するものではありません。
20〜25年ごとに実施されるのが望ましい、
大規模なオーバーホール(分解点検修理)の機会ぐらいでしょう。

本学のパイプオルガンも将来オーバーホールをして
バラバラに解体されるときが来るかもしれません。

その時に「パイプオルガン解体見学会」でも開催してみたら......

......ま、それについてはその時が来たら考えるということで(笑)

クリスマスの曲をお届け......?

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伝道師の方です。いよいよクリスマスですね!

先週の金曜日に、いつも名古屋学院大学のチャペルアワーでオルガンの奏楽をしていただいている 林 友香さん が、特別に瀬戸キャンパスの学生たちのためにオルガンレッスンをしてくださり、2人の学生たちが『ジングルベル』を演奏披露しました!

プロが演奏した曲ではありませんが、初心者ならではの「味」があるような気がします、多分ね。

頑張って練習したみたいなので、ぜひ聴いてあげてください~。
(本人たちからはネット公開了承いただいています)



名古屋学院大学には、名古屋と瀬戸両キャンパスのチャペルにパイプオルガンが設置されていますが、ぜひ学生さんたちにも触って体験してほしいと思っています。演奏してみたいなと思う人は、本学のキリスト教センターまで気軽にお声かけください。

映画『僕はイエス様が嫌い』とオルガン

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先日、映画『僕はイエス様が嫌い』(2019年)を鑑賞しました。



昨年の12月にフジテレビで地上波初放送されたので、その時にご覧になった方もおられるかもしれませんね。

あらすじは以下の通り。

「祖母と一緒に暮らすために、東京から雪深い地方のミッション系の小学校へ転校することになった少年ユラ。日々の礼拝に戸惑うユラの前に現れたのは、小さな小さなイエス様だった。他の人には見えないけれど、願い事を必ず叶えてくれるイエス様を信じ始めたころ、ユラに大きな試練が降りかかる...。」

公式ウェブサイトのイントロダクションより)
※ミッション系:キリスト教主義の学校のこと

キリスト教という宗教を一要素として扱っている作品になってはいるものの、その内容は決してキリスト教思想を観る人に押し付けるようなものではありません。むしろ、タイトルの通り、学校という世界の中で文化・習慣として守られ続けてきたキリスト教的価値観に対して、現実的な視点から挑戦していくような、そういう刺激的な内容になっています。

また、主人公のユラくんの周りにいる大人たちの姿も印象的で、ユラくんが一人孤独に、信仰と現実との狭間で苦悩している様子が見事に描き出されています。

本学のようなキリスト教主義学校の学生さんや教職員の皆さんには、ぜひとも一度観ていただきたい作品です。って言うか、キリスト教の授業の先生にリクエストして授業中に皆で観たらえぇんやわ!そないしぃ!笑


さてさて、後半は「オルガン」のお話です。と言っても、映画のお話の続きですが。

『僕はイエス様が嫌い』の映画の中に、ユラくんの通う小学校の礼拝堂が出てきます。そのシーンを見ながら、僕は「あれ?」と思いました。「なんか、見たことあるような......」と。

そうなんです。その礼拝堂に設置されているパイプオルガンが、本学のしろとりチャペルのパイプオルガンとそっくりだったんですね!

映画の画像はアップできないので、ロケ地となった「日本基督教団・西片町教会」の写真を紹介しているブログをご紹介しますね。美しいパイプオルガンの写真も掲載されています。なお、舞台となった小学校は、群馬県の中之条にある廃校で、礼拝堂の様子は、西片町教会で撮影されました。

「レトロな建物を訪ねて - 日本基督教団 西片町教会」

礼拝堂は1935年献堂。パイプオルガンの方はと言うと、教会公式ウェブサイトの説教アーカイブによりますと、2001年5月27日に奉献式が執り行われたようです。本学と同じくマルク・ガルニエ氏(マルク ガルニエ オルグ ジャポン)製作のものです。

本学のパイプオルガンはこちら。どうですか?めっちゃ似てますよね!

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2019年9月に完成したので、西片町教会のオルガンとはだいぶ年齢差がありますね。

映画を見ながら途中で気づいて、ロケ地はどこだろう?と検索している間にしばらく時間が過ぎてしまっていたので、もう一度見直さなければ......

ちなみに、西片町教会は、米津玄師さんの『Lemon』のPVや、菅田将暉さん主演の映画『あゝ荒野』でも使用されている、有名なロケ地になっているみたいです。いいな〜。ウチの大学のチャペルでも映画撮影してくれないかな〜。

というわけで、映画『僕はイエス様が嫌い』。皆さんも良かったら観てくださいね。

(伝道師のほう)

昔の相棒と今の相棒(オルガンの話)

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先週の学位記授与式で久しぶりにクラインホールに入りました。
ここにはかつてしろとりのチャペルにあった電子オルガンが設置されています。
ちょっと昔の相棒に会って、「久しぶりー元気にしてた?」といった気やすさを装いつつ、内心は緊張の再会です。
なぜなら、ペダル(足鍵盤)の形状が違うから、です。
といっても文字だとわからないので写真で現相棒(チャペルのガルニエオルガン)と比べてみましょう。

まずは真上からの図

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電子オルガンは黒鍵が両端にいくほど長くなっています。対してガルニエオルガンは・・・

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黒鍵の長さが全て同じ。

そして横から見ると・・・電子オルガンは

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両端が上がっていて、真ん中が凹んでカーブを描いています。

でもガルニエオルガンは・・・・

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ずいぶん違うと思いませんか?あ、そういえば色も黒鍵が黒だったり、ナチュラルな色だったりと違いますね。

ついでに斜めからの写真上が電子オルガン、下がガルニエオルガン。

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電子オルガンの形状は両端の鍵盤を弾きやすくしているので、鍵盤と鍵盤の間隔がちょっと広めで、隣の鍵盤を間違って踏む可能性が少なくなる。などなどと、たぶん人間工学的には電子オルガンの形状が弾きやすい気もしないではないのですが、慣れ親しめばガルニエオルガンの形状が落ち着くかも・・・ということで、足鍵盤の形状が違うという話でした。
(伝道師じゃないほう)

不定期ですが・・・

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ほそぼそとやっていたパイプオルガンの公開練習ですが、授業期間が終わったので、こちらも毎週火曜日の定期開催はお休みに入ります。
でもオルガンのコンディションを整えるためにも不定期ですが公開練習を行います。

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しろとりチャペル前にこの看板が出ているときは開催中ですので、お気軽におはいりください。

(伝道師じゃないほう)

ガーン!本日のオルガン公開練習中止

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ちゃらり~
鼻から牛乳~

って、学生の皆さんは知ってます?
嘉門タツオ氏の代表曲ですね。いわゆる「替え歌」です。

原曲は、J.S.バッハの『トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565』
聴いたことない人は、多分いないですよね。




あ、ところで今日のパイプオルガン公開練習は諸事情により中止にさせていただきます。
(チャペルは開いてますのでいつでもお越しください ※閉館:16時45分)

来週はぜひ聴きに来てくださいね。

(伝道師のほう)

パイプオルガン公開練習【瀬戸キャンパス】

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パイプオルガン公開練習 ※コンサートにあらず
明日、金曜日、瀬戸キャンパスチャペルで開催します。
こちらはタイトルそのまま、本学オルガニストがパイプオルガンの練習を公開で行うというイベントです。

6月25日(金)に以下の3回の時間で開催します。
① 11:30~12:00
② 12:30~13:30
③ 14:30~15:00

公開練習ですから、自由に出入りしてください。
演奏体験も可能です。パイプオルガンを弾いてみたい学生さん、教職員の皆さん、オルガニストに声をおかけください。
質問などもお気軽にどうぞ!
予約や持ち物は必要ありません、が、試奏したい楽譜があったらお持ちください。

コンサートではないので、ヘビーローテーションで練習していることもあります。初めての曲をたどたどしく弾いている場合もあります。ご容赦ください。

本イベントは学内の学生、教職員向けに開催いたしますが、
マスクの着用
手指の消毒
ソーシャルディスタンスの確保
のご協力をお願い申し上げます。

※コロナウイルス感染症対策として現在、一般の方のキャンパス立ち入り禁止措置を講じております。

春学期授業期間は以下の日時で開催予定です。
しろとりチャペルでは毎週火曜日11:30~12:50
瀬戸チャペルでは毎月第四金曜日11:30~12:00、12:30~13:30、14:30~15:00

お楽しみに。

パイプオルガン公開練習

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CIMG4927.jpg
一昨日もひっそりと行ったパイプオルガン公開練習、開催中の目印はこの看板です。
こちらはそのまま、本学オルガニストがパイプオルガンの練習を公開で行うというイベントです。

春学期授業期間は以下の日時で開催予定です。
しろとりチャペルでは毎週火曜日11:30~12:50
瀬戸チャペルでは毎月第四金曜日11:30~12:00、12:30~13:30、14:30~15:00(時間変更しました)

公開練習ですから、自由に出入りしてください。
演奏体験も可能です。パイプオルガンを弾いてみたい学生さん、教職員の皆さん、オルガニストに声をおかけください。
質問などもお気軽にどうぞ!

コンサートではないので、ヘビーローテーションで練習していることもあります。初めての曲をたどたどしく弾いている場合もあります。ご容赦ください。
お知らせした日程時間以外にも不定期で看板を出して開催する場合があります。


本イベントは学内の学生、教職員向けに開催いたしますが、
マスクの着用
手指の消毒
ソーシャルディスタンスの確保
のご協力をお願い申し上げます。

※コロナウイルス感染症対策として現在、一般の方のキャンパス立ち入り禁止措置を講じております。
(伝道師じゃないほう)

しろとりチャペルのパイプオルガン その9

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名古屋キャンパスしろとりチャペルのオルガンをゆっくり紹介していくシリーズです。

今回はこの下線部の説明です。

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Umfang Manuale C –- f''' (54 Töne)
Umfang Pedal C –- f' (30 Töne)

これは鍵盤の数、です。
手鍵盤がCという音からf'''という音までの一段につき54鍵あり、
足鍵盤はC –という音から f'という音までの30鍵あるという意味です。
楽譜だとこんな感じです。(いつにも増してクオリティが低い画像ですがご容赦ください)

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下から大文字のC、1オクターブ上がると小文字のcで、さらに1オクターブ上が小文字のcに点を一つつけたc'、その上がc''で、更に上になるとc'''と表記していきます。
手鍵盤は4オクターブとちょっと、足鍵盤は2オクターブとちょっとあるわけですねー。
ただ、オルガンは鍵盤の数もオルガンによって異なるので、もっと上下にある場合もあれば、もっと少ない場合もあります。中にはショートオクターブといって使う回数の少ない音をつくらずに省略しているなんてこともけっこうあります。この曲弾こうと思ったらオルガンに音がない、そういう時どうするかというと、その曲は弾かずに別のそのオルガンで弾ける曲を弾く、ということになっちゃいます。そんなわけで、この表は、「この曲は弾ける、この曲は弾けない。」という重要な情報になるわけです。

ちなみに、ピアノはフルサイズで88鍵盤(7オクターブとちょっと)あります。つまりもっと下までと上まで鍵盤があります。だからピアノの楽譜で弾こうとすると「あれ?鍵盤が足りないゾ!?」となるんですねー。逆にオルガンばかり弾いているとピアノの楽譜を見て、普段目にしない音(たいてい棒がたくさんついている)に戸惑うのです。

(伝道師じゃないほう)

しろとりチャペルのパイプオルガン その8

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名古屋キャンパスしろとりチャペルのオルガンをゆっくり紹介していくシリーズです。

さて、前回までの6と7の情報のおさらいの回です。

手鍵盤下段(Ⅰ)に4種類の音
手鍵盤上段(Ⅱ)に3種類の音
足鍵盤に2種類の音

4+3+2=9
合計9種類の音が入っているということがこの表でわかるわけですねー。

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(伝道師じゃないほう)

しろとりチャペルのパイプオルガン その7

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名古屋キャンパスしろとりチャペルのオルガンをゆっくり紹介していくシリーズです。
今日はこの下線部の説明をしていきますよ!

shirotori_organ02.jpg
手鍵盤2段、足鍵盤1段、つまり合計3段の鍵盤がこのオルガンにはついています。

鍵盤一つにつき独立したパイプ列に連結されているので、3つのオルガンが合体しているオルガンともいえます。イメージ的にはシンセサイザーを積み重ねて使っているような感じですかねー。しろとりは手鍵盤が2段ですが、1~3段のオルガンが多いです。コンサートホールにあるような大オルガンは手鍵盤が5段ぐらいあります。
だいたい5段ぐらいが演奏する時に手が届く限界かなという感じです。鍵盤は下からⅠ、Ⅱと数えていきます。
足鍵盤は文字通り足で弾く用の鍵盤です。オルガンは両手両足を使う楽器なんですねー。


表のほうの意味はこんな感じです。
Ⅰ HAUPWERK ハウプトヴェルク 手鍵盤下段のこと
Ⅱ KLEINWERK クラインヴェルク 手鍵盤上段のこと
PEDAL ペダル 足鍵盤のこと


ちなみに手鍵盤のことをマニュアル、足鍵盤のことはペダルと呼ぶので、手鍵盤2段、足鍵盤のオルガンを省略して2MP 二つのマニュアル(手鍵盤)とペダル(足鍵盤)と表記したりします。

(伝道師じゃないほう)

オクニガラ

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しろとりチャペルの現在(10:55)の気温と湿度。

気温 8℃ 湿度56%

オオゥ・・・・指が凍るワ・・・・。

パイプオルガンという楽器は木製のパーツと金属製パーツが組み合わさっているので、温度と湿度でパーツが膨らんだり縮んだりして、色々と変化します。
そこで空調を入れて急に温度や湿度が変わると楽器がびっくりしてしまう。と職人さんが講習会で言っていました。

ヨーロッパのチャペルは空調がないから、冬は寒いし、夏は暑いのが普通。日本は室内でコートを脱ぐけど、外国の教会では脱がない。だからオルガンのことを想うなら我慢して。
とのこと。そうですよねー、日本って屋内でコートを脱ぐし、特に大切な場所ではコートを着たままとは失礼な気がしてしまいますが、オルガンはそういう場所でできた楽器なんですよね。

そんなわけで一人練習の時は空調をガマンだ!

・・・オオゥ・・(冒頭へ戻る)。
(伝道師じゃないほう)

しろとりチャペルのパイプオルガン その6

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名古屋キャンパスしろとりチャペルのオルガンをゆっくり紹介していくシリーズです。
今日はこの下線部の「9ストップ」の説明を・・・

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これは9種類の音が入っているといった意味です。パイプオルガンはその名のとおり、パイプつまり笛を鳴らす楽器です。そのパイプの大きさや形で鳴る音がかわります。演奏する時にはその何種類かの音を曲や場面にあうように、組み合わせます。ま、言ってみれば一人でオーケストラになれる楽器で、フルートやホルンだけの時もあればオーボエやトランペットを加える時もあるといったことをして、静かな曲から華やかな曲、かわいい曲や力強い曲を、音をかえて演奏することができる楽器です。
という9種類のストップの具体的な名前が表に載っています。名前とかの説明は長くなるのでまた後日。1~9までありますね。

IMG_1162a.jpg

その音を変える装置が写真のこの〇の部分の棒。

CIMG4788b.jpg

1~9までこういう風に配置されています。

CIMG4788a.jpg
この棒を動かすことで、必要な種類の音が出るようになります。
ここでなんでこの装置の名称がストップなのかというと、この装置が開発される前は、起動すると全種類の音が出ていて、それを一種類ずつストップさせていたので、この装置を「ストップ」と呼ぶようになったそうです。今はストップを動かさないと音が出ないので逆になっていますねー。
ひとまず、しろとりのパイプオルガンには9種類の音が入っているということです!
(伝道師じゃないほう)

名古屋キャンパスしろとりチャペルのオルガンをゆっくり紹介していくシリーズです。
今日はこの下線部の説明を・・・

shirotori_organ01.jpg

本学のホームページのオルガン紹介には、「バロック時代の様式をベースに」とあります。「ふーん、そうなんだーこれがバロック時代ってやつかー、知らないけど。」ってなもんですよね。パイプオルガンにはバロック様式をはじめ色々な様式があるんです。と書いてもなんのこっちゃですよねー。

例えば乗用車と言っても日本車、ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、アメリカetc... 国と時代によって色々と違いがありますね。
日本車はエコで故障しにくい(イメージ)、というような感じで、その国や時代によって特徴があります。

「バロック時代の様式」がどんなものか・・・、バロックは「いびつな真珠」という意味で、17世紀から18世紀にかけての芸術をさすというのが本来の答えなんですが・・・、
たいへん乱暴にまとめると音楽の父と呼ばれるJ.S.バッハが弾いていたオルガンをモデルにしているというイメージです。
J.S.バッハや同時代につくられた音楽作品が得意なオルガン、といったかんじでしょうか。それだけでなく、現代音楽の演奏もできるような調律がされているんですが、そのことを書いてあるのが、下の方の下線部の
Barock progressive Stimmung
という一文の意味です。
バロックと現代のイイトコどりをした調律がされていますよ、と受け取っていただいたらいいと思います。

オルガンは見た目と音を揃えることが多いので、本学のオルガンも外観と音をバロック時代の様式がベースになったクラシカルなオルガンになっています。

(伝道師じゃないほう)

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