先週の学位記授与式で久しぶりにクラインホールに入りました。
ここにはかつてしろとりのチャペルにあった電子オルガンが設置されています。
ちょっと昔の相棒に会って、「久しぶりー元気にしてた?」といった気やすさを装いつつ、内心は緊張の再会です。
なぜなら、ペダル(足鍵盤)の形状が違うから、です。
といっても文字だとわからないので写真で現相棒(チャペルのガルニエオルガン)と比べてみましょう。
まずは真上からの図
電子オルガンは黒鍵が両端にいくほど長くなっています。対してガルニエオルガンは・・・
黒鍵の長さが全て同じ。
そして横から見ると・・・電子オルガンは
両端が上がっていて、真ん中が凹んでカーブを描いています。
でもガルニエオルガンは・・・・
ずいぶん違うと思いませんか?あ、そういえば色も黒鍵が黒だったり、ナチュラルな色だったりと違いますね。
ついでに斜めからの写真上が電子オルガン、下がガルニエオルガン。
電子オルガンの形状は両端の鍵盤を弾きやすくしているので、鍵盤と鍵盤の間隔がちょっと広めで、隣の鍵盤を間違って踏む可能性が少なくなる。などなどと、たぶん人間工学的には電子オルガンの形状が弾きやすい気もしないではないのですが、慣れ親しめばガルニエオルガンの形状が落ち着くかも・・・ということで、足鍵盤の形状が違うという話でした。
(伝道師じゃないほう)