高度な文明をもった人間がおごり高ぶるけれども、言葉の混乱によってくじかれる、それがバベルの塔のストーリーです。
人間が自分たちの力だけで生きていける、自分たちは神である、そういうおごった気持ちは空しいものだということを伝える話だと思います。
「主を畏れることは知恵の初め。」『新共同訳聖書』箴言1章7節
とあるように、神を畏れる気持ち、本学の建学の精神でいう「敬神」を忘れてはいけないというメッセージです。
中学生時代に英語の勉強に苦戦していた時はバベルさえなければ・・・今頃世界は一つの言語しかなかったのになんてことを思っていたわけですが、バベルの塔のストーリーはなんで多言語の世界になったのかという説明の話ではありません。