パイプオルガンはどうやって音を出しているんですか?
という質問があるたびに、
モーターで空気を送っているんですよ。
とお伝えしますが、モーターそのものを見る機会は私もほぼないことなので(丸見えになっているわけではないので)先日瀬戸キャンパスチャペルのパイプオルガンの調律があったので、百聞は一見にしかず、モーターを撮影してきました。
モーターからのびている白いものがふいごにつながる管です。
このモーターからふいごに風を送り、ふいごにはおもしがかけてあるので、その重りの力で一定の圧力をかけた風がパイプ(笛)を鳴らします。
モーターやふいごの位置はオルガンによっていろいろです。瀬戸キャンパスチャペルのオルガンは本体の内部にありますが、モーターとふいごをつなぐ管を長くして本体からかけはなれた場所に置いてあることもあります。極端な例だと、別室に置いてあることもあるんですよ。
ただ、モーターから取り入れる空気が、本体の置いてある場所と温度や湿度の差がないほうが良いので近くにあることが多いです。