いよいよ来週の火曜日に創立記念日礼拝をむかえます。
名古屋学院大学は49年目、2014年には創立50周年をむかえます。
本学の建学の精神、「敬神愛人」
「一番大切なルールはなんですか?」との質問にイエス・キリストが答えた
・あなたの神を愛しなさい
・隣人を自分のように愛しなさい
この2つの掟よりも大切なルールはない、その言葉が敬神愛人のもとになっています。
私達の周りにはたくさんのルール、法律、常識などがあります。ルールを守ることは正しいことです。
でもルールを守っているだけで正しいと言い切れるでしょうか?
「空気読む」や「人にあわせる」のもある意味でルールですよね。仲間のなかだけのルールは、仲間じゃない人にとっては正しくないかもしれない・・・。実際世の中、正しいか間違いか白黒つけれる問題なんてほとんどありません。正しさはそれこそ人の数だけあります。自分の正しさだけを追求すると、自分は正しい、自分の正しさを認めない人は間違ってる。悪人だ。そんなふうになってしまって周りも不幸になって、本人も幸せになれない。
聖書の時代には、ルールからはずされてしまった人がいました。病気の人、子ども、女性、外国人...ルールに入れない人は差別され、おいやられていました。でも「だれかを不幸にしておいて、ルールを守っていることが正しいんですか?」そうやって、イエス様は問いかけています。
「正しいから」よりも「愛しているからこそ相手を幸せにするために」行動できるように。
周りを幸せにできるあなたになって欲しい。そんな思いが「敬神愛人」にこめられています。
創立を記念するこの時期、建学の精神をあらためて考える時になればな、と思います。
創立の歴史に関しては『名古屋学院大学読書ブログ 栞輪』にとても丁寧な解説が掲載されていますので、ぜひご覧ください。