「国際霊柩送還」とは海外で亡くなった人のご遺体を日本の遺族のもとへ届けたり、日本で亡くなった外国人のご遺体を送還する
仕事のことです。この本はその人たちの仕事ぶりについて書かれています。
ちなみにamazonプライムで観られる米倉涼子さん主演のドラマの原作ですが、ドラマは国際霊柩送還の設定が一緒なだけで完全に別物です。
原作はノンフィクションなので事実のみを伝えています。
そう、この本はフィクション(作り物・想像物)ではありません。現実にこういう仕事をしている人たちがいるのです。
世の中に数多くの職業がある中で、この仕事を選んだ人たちに、私は頭が下がる思いです。
内容についてはここでは多くを紹介いたしません。読んだ人それぞれ、感じることがあると思います。
もし読んでいて途中で辛くなったり、つまらないと思ったら読むのをやめてもいいんです。
この本に限らず、本って「最後まで読まなきゃっ!」ってがんばるものではないですよ。
私は通勤途中に読んでいて、思わず涙ぐんでしまって目が重くなってしまい、その日一日開けづらいってことが何回もありました。
通勤中に読む本は選ばないと・・・と痛感した次第です。
そうそう、以前原田宗典さんのエッセイを読んだとき、電車の中で吹き出しそうになって、
一生懸命こらえて、不気味な顔になったことも思い出しました。
原田さんのエッセイも機会があればご紹介したいと思います。
(瀬戸図書館スタッフ:Signet)
こんにちは。ポテトまるです。
夏休みが終わり、大学では秋学期が始まりましたね。
最近、朝晩の気温も少し肌寒く感じる日が増えて、私も少しずつ秋の到来を感じています。
さて、現在しろとり図書館では「本屋さんツアー展」が開催中です!!
6月に開催された本屋さんツアーに参加してくれた、18人の学生が選んだ図書がずらりと並んでいます。
本のジャンルも小説やビジネス書、自己啓発本など多岐にわたっていますので、
展示を眺めるだけでも楽しいですし、新たなジャンルの本との出会いもあるかもしれません。
今回は文庫・新書もたくさん選んでいただいたので、こちらも注目です☆
皆さんも是非しろとり図書館にお越しください!
そしてお気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。
場所:名古屋学院大学 名古屋キャンパスしろとり
曙館3階 学術情報センター(図書館)
期間:2023. Autumn & Winter
(名古屋のスタッフ ポテトまる)
今回はひびのキャンパス1・2階にある図書館、
「ひびのライブラリー」をご紹介します。
ひびのライブラリーも学術情報センターのひとつ。
リハビリテーション学部が
瀬戸キャンパスから名古屋キャンパスへ移転した際、
瀬戸図書館に所蔵していたリハビリ・理学療法学関係の資料を
移設するために開設された一番新しい図書館です。
その後大学院もひびのキャンパスに移転したため、現在は
理学療法学関係の図書、雑誌を中心に、
一部大学院生向けの学術雑誌も所蔵する図書館となりました。
資料は限られますが全学部が利用できます。
入館ゲートくぐるとすぐ正面にカウンターがあり、
左手吹き抜けの階段を上ると本棚と閲覧スペースがあります。
閲覧スペースには複数のパソコン、プリンタ、
可動式の閲覧席やホワイトボードなどを設置し
データベースを検索したり、資料を利用しながら
グループワークを行いやすい館内環境を整えています。
もちろん本を借りることもできます。
国家試験前などは曙館3F図書館が閉館でも、
ひびのライブラリーは開館している場合がありますので
開館日、開館時間は図書館HPの開館カレンダーを
チェックしてください。
正面カウンターは教務課と併設しており
図書館棚は2階にしかないこともあって、
図書館の存在にピンと来ていない学生もいるようです。
穴場の学習スポットかもしれませんよ?
ぜひ足を運んでみてください。
(図書館スタッフ:るん)
ごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
皆さんはどんな麺料理が好きですか?
カレーうどん、和風スパゲティ、ラーメン、ソース焼きそばなど、日本の麺料理は
外国由来の多種多様な麺と在来の料理法をミックスして独自の発達をしてきました。
しかし、現在にも残っている人気麺料理の陰にはたくさんの試行錯誤があり、消えていったレシピもたくさんあったようです。
今回ご紹介するのは、その消えていった幻の麺料理を戦前・戦後の雑誌や料理本から発掘し、100品以上を実作・実食して検証した本です。
『幻の麺料理 : 再現100品』
ナポリタンうどん、ホワイトソースうどんなどのうどん麺と西洋料理を合体させたものや、
カレーうどんが現在の形になるまでの試行錯誤の跡、和風パスタメニューの広がりなどなど、
発掘されたレシピからうかがい知ることができる麺料理の発達の過程が面白いです。
ただし、紹介されているレシピのほとんどはどれもあまり美味しくなさそうで、今の時代に残っていないのも納得できてしまいます。
興味のある方は作ってみてはいかがでしょうか?
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)
みなさん、こんにちは♪
今日は翼館2Fの法学部資料室より、新着図書コーナーで目にとまった図書をご紹介します。
この本ではまず、14歳でもわかるように民主主義と裁判の関係の説明から始まります。
そしていよいよ18歳になったら成人として、裁判員になる可能性が出てくるわけです。
大学生の皆さんも、いつ裁判員に選ばれても不思議ではないのです。
その時になって焦らなくていいように、法学部の学生ではなくても、こちらの図書で少し裁判を覗いて心の準備をしておくのはいかがでしょうか。
どの章も図解でわかりやすく説明されていて、実際の裁判員裁判がそれぞれの立場でのセリフ形式でシュミレーションされており、すらすらと読み進めることができます。
法律は難しいから...と身構えずに、18歳、19歳の等身大の視点で臨んでみてください。
きっと裁判官に選ばれた時に、役立つこと間違いなしです!!
私も死ぬまでに1度裁判員になってみたくなりましたよ(^_^;)
(名古屋の図書館スタッフ あかトマト)
こんにちは、スタッフゆまたろうです。
今回は、人前で話すことが苦手な人、
もっと上手に話したい人におすすめの本を紹介します。
この本は、ベストセラーになった『話すチカラ』を漫画化したもので、
コミュニケーションに関するハウツー本です。
教員を目指す主人公の大学生が、
著者の齋藤さん、安住さん(TBSアナウンサー)から
講義を受け成長していく物語で、
とてもわかりやすい内容になっています。
物語部分にコミュニケーションにおいて実践すること、
合間にやってはないけいことや安住さんのコラムを挟んでおり、
テンポよく読み進めることができます。
会話、話題作りに自信がない人におすすめです。
(なごやの図書館スタッフ ゆまたろう)
こんにちは豆太です。
今回は本格的な検察主導のミステリー小説を紹介します。
作者は元新聞記者で検察庁に出入りしていたというだけあってリアル感が半端なく
つい読み入ってしまうほど面白かったです。
出世コースから外れた検事・久我修平、その部下のはねっ返りの倉沢ひとみ、真面目だがついていない交番巡査・有村誠司の3人が、自動車ディーラー営業職の男の転落死の真相に取り組んでいく中で、転落死の裏には驚くべき事実が隠されていたことを突き止める。
一見冴えない久我だが検事として確実な力量を持つが出世できない矛盾と人柄に惹かれる。
温かく情があり、オヤジギャグを言い、たまにボケる。酒に酔い潰れ、凝りもせず何度も。
家族(妻・娘)からもさんざん注意されるも一向に直らない性格、でも家族仲は良好。
そして新人女性の倉沢検事は人の言うことを聞かない、無鉄砲、感情的、短絡的なんだけれど
パワー全開なところが憎めない。この2人のキャラが絶妙な味を醸し出しています。
そしてもうひとり真面目で運のない交番巡査も応援したくなるほど好感が持てます。
そんな久我も小橋という検事に徹底して妨害され馬鹿にされてストレスも溜まるが、
検事という職に魅力を感じこの難関を乗り切っていく大作です。
第3回警察小説大賞受賞作ということで読んで見ましたが、とんでもない安定感があり、
人物描写と文章力に引き込まれました。
是非読んで見てください。
(名古屋図書館スタッフ:豆太)
こんにちは豆太です。
今回は、『江戸の女子旅 : 旅はみじかし歩けよ乙女』を紹介します。
皆さんは近世の街道模様を描いた多くの浮世絵(絵画)を見たことがあると思います。
楽しそうに歩く女性の旅人たちの姿が頻繁に登場します。しかし、当時の旅は
歩くことがメインの体力勝負の世界です。急坂の難所や橋のない大河を通行したり、
関所の通過に難儀するなど、女性が憂い辛い目に遭うこともありました。
こうした時代にあって、女性たちが苦労してまで味わいたかった旅の魅力とは、
いったい何だったのででしょうか。
女子旅と言ってもこの時代は女性だけで行ったわけではありません。
この本では安全のために男性の同行者や案内人をひとりから数人加えた旅が主流です。
それでは女子旅を支えたもの、メンバー構成、必需品、ルート、距離、旅装そして心得え
などが紹介されています。
近世後期では伊勢神宮をはじめ諸国の神社仏閣をめぐる旅が大流行します。
人びとは連日のように長距離を歩き、行く先々の寺社や名所旧跡を訪れ、名物を食べ、
名産品を購入するなど、道中を遊び尽くす観光旅行の世界を創り上げていっています。
女子旅の困難は関所越えで、特に箱根関所は江戸から出ていく女性を厳重に取り締まったので
関所手形を所持していても、「出女」は辛かったと思います。また大井川越えは水位によって
渡し賃が変わったり、川越人足の乱暴な振る舞いにたいへん苦労したと綴っています。
しかし、こんな苦労してでも旅は楽しい別世界なのでしょう。
全部で六章ですが、興味本位で読んでみてください。
(名古屋図書館スタッフ:豆太)
とても可愛らしい絵本。
表紙も、絵も文章も内容も、かわいい。
しろいうさぎとくろいうさぎは、仲良く毎日一緒に遊んでいて・・・
くろいうさぎはなぜか時折悲しそうな顔をするのだった。
とてもかわいい内容の為、友人の結婚式の余興に使った。
お祝いにも喜ばれると思われる。
(瀬戸の図書館スタッフ:emirin)