全盲の天才ピアニスト

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全盲の天才ピアニストとして知られる辻井伸行さん。
2009年の20歳の時にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人初の優勝を果たし、日本でも大きな話題になりましたね。
そんな彼が全盲で生まれてから今日唯一無二のピアニストになるまでの感動の物語が『ピアニスト辻井伸行奇跡の音色』に記録されています。
この書では、まだ彼が幼い時に出会い12年間向き合ってきた恩師川上先生との軌跡が紹介されています。
通常のレッスンではなく、目の見えない彼の為に時間をかけて譜面を録音テープで作成してあげる先生の情熱や、国際コンクールに向けての内幕など、読んでいてとても興味深いです。
常識と思われている練習方法も大切だけれども、自分に合った独自の方法でチャレンジすることの大切さ。それは勉強や部活にも当てはまることだと思います。
せっかくの才能の芽を摘んでしまわないためにも、物事を違った角度から見つめる柔軟さにハッとさせられました。
またこの書の中では、今まで彼が挑戦してきた曲が如何に難易度の高い物なのかをその都度言葉巧みに丁寧に紹介してくれています。
でもピアノ曲に明るくない私にとっては、そこが心にストンと落ちずになんとももどかしいです。
とにかく読んでいると辻井さんのコンサートに行きたくなること間違いなしです。

(瀬戸のスタッフ:かるみあ)

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