この前ブログでご紹介しましたヨナ(ヨナのぼやき)ですが、ヨナは自分が予言したとおりニネべの町が滅びるかどうか、ある日とうごまの木の下で見ていました。暑い太陽の日差しを木の葉でさえぎりながらのんびり眺めていたのです。すると、神様は虫に命じて一夜にしてその木の葉を食べてしまわせました。日影がなくなってヨナは、暑くて暑くて「生きているより、死ぬほうがましです」とぼやいたのです。このぼやきは、「なんてことしてくれるんだ!」という神様への怒りと考えられます。それを聞いた神様はこうヨナに言われました。
「お前は、自分で労することも育てることもなく、一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまの木さえ惜しんでいる。それならば、どうしてわたしが、この大いなる都ニネべを惜しまずにいられるだろうか。そこには、十二万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから」
この神様の言葉を聞いたヨナはさらにぼやきを続けたのでしょうか。たぶん夜な夜な一人で考えたことでしょう。神様の人や生き物への深い愛について。そしてその神様の深い愛はヨナ自身も対象になっていることを・・・。
トナリの上司(仮)より