前回の話にでてきたソロモン王、旧約聖書の登場人物で知恵の王としても有名です。
そんなソロモン王の英知を示すエピソードにこういったものがあります。
互いに自分の子だと1人の子を取り合う2人の母親に対する調停の話です。
ソロモンはなんと、こどもを半分にしてわけあえと言いわたします。
一人の母親はそれで良いといい、もう一人の母親が自分は諦めるからどうかそのこどもの命を救ってくださいといいます。
そしてソロモンはこどもの命を優先したほうを本当の母親とみわけたという逸話。
なんか、どこかできいたような気がしませんか。
大岡 忠相(おおおか ただすけ)、といきなり始まっても誰だっけ?となりそう。
時代劇で名奉行としてとりあげられる、大岡越前守のこと。
この大岡越前の名奉行っぷりを示すエピソードの一つが、旧約聖書にしるされているソロモン王のエピソードとほぼ同じなんです。
そういえば、むかーし日本史の授業で先生が話してくれたような・・・。
というわけで、紀元前900年代のソロモン王と江戸時代の大岡越前という意外な二人に繋がりがある話でした。
(伝道師じゃないほう)