救世主をしめす言葉に"ダビデの子"という言い方があります。ダビデはユダヤ民族が一番(軍事的に)強い国だった時の英雄的な王です。そのダビデ王の子孫から救世主が産まれて、その当時のような強い国をつくってくれると信じられていました。
というわけで、弟子たちはイエスがエルサレムに行ったら、当時の支配者やローマ帝国をたおしてすごい国をつくると思っていたのかもしれません。
十字架への道のり その3
イエスたちはエルサレムの近く、ベトファゲまできました。
すると、イエスが二人の弟子にこう頼みました。
「向こうの村へ行くと、ロバの親子がつないであるのが見つかる。それをここへ連れてきなさい。もしも誰かになぜかと聞かれたら『主がお入り用なのです。』と言いなさい。すぐに渡してくれるから。」
弟子たちは言われたとおりにしました。そしてロバと子ロバを連れてきました。
続く