さて、こちら、ラテン十字架とお伝えしました。
その時にプロテスタント、カトリック、聖公会でよく用いられるとかきましたが、シルエットは同じでも実は、プロテスタントとカトリックなどで多いパターンが違うのです。
こちらがカトリックで多いもの。
キリスト磔刑像と呼ばれる、十字架で死を遂げた場面の像がついています。
プロテスタントは最初に紹介したなにもついていないシンプルな十字架が多いです。
聖書の言葉だけが大切で、像をつくると偶像礼拝になるという考えがプロテスタントには強くあるので同じラテン十字架がもとでもプロテスタントはシンプルなことが多いです。中の装飾もシンプルですよね。プロテスタント教会のなかには十字架も偶像として置いていない教会もあるんですよ。
ちなみにいたましい死の場面の十字架だけでなく、復活のキリスト(晴れやかな表情でちゃんと服を着ているようなもの)がついているバージョンも増えているようです。