前回の記事の最後に"慎み深い"と書いたのでその補足になれば...という今回の記事です。
イエス・キリストはエルサレムという当時の中心都市へ行き、そこで十字架にかけられるわけですが、そのエルサレムに入る時にイエスが乗ったものがあります。
さて、次の1~5のどれでしょう?
1.馬
2.三輪車
3.ラクダ
4.子ロバ
5.弟子たちの肩車
答えは...
4.子ロバでした!
イエス・キリストがエルサレムに来た時に人々が「ダビデの子私たちを救ってください!」と喜んで大歓迎しました。このダビデというのはイスラエルが一番強くて周りの国に支配されていない時代の王様の名前です。当時のイスラエルはローマ帝国の支配下にあったので、エルサレムの人たちが救世主として望んでいたのは"武力でローマをやっつけてくれるダビデのような強い人"でした。
でもイエスは着飾った軍馬に乗って華々しくエルサレムへ入りませんでした。イエスは戦争をしてローマを追い払うためにやってきたのではありませんでした。イエスは子ロバに弟子の上着をかけて乗ってやってきました。ロバは荷物を運ぶために飼われています。ましてや子ロバじゃあ戦場に行けるわけがありません。平和と人に仕えるという奉仕の象徴に乗ってやってきたのです。
イエス・キリストは神の子として華々しく人の上に立つのではなく、愛をもって人に仕える生き方をしめされたのです。