私が好きなとある日本のバンドの人が、英語で歌う理由を「同じフレーズでも日本語よりたくさんの意味をこめられるから」というような発言をされていたことを知りました。
この日本語と外国語との相違点、実は讃美歌の勉強をすると必ず出てくる「翻訳された讃美歌」の大きな課題なのです!
ちょうど昨日行われた留学生別科の入学式で、『讃美歌21』493番「いつくしみ深い」(原曲は英語)を日本語と英語の両方で歌う機会があったので比較してみましょう。
同じフレーズに入っている歌詞は...
(讃美歌21)
いつくしみ深い
友なるイエスは
(英語)
What a friend we have in Jesus,
all our sins and griefs to bear!
(直訳)
なんて素晴らしい 私たちの友人イエスは、
私たちのすべての罪と悲しみを負担してくださる!
どうですか?英語の2行目はどこへ行ってしまったのでしょうか?英語1行分が日本語だと2行分必要になってしまうのです。単純にここだけみるとワンフレーズに英語だと倍の意味が入っていることになっちゃいます!!!
この問題に讃美歌を編集した方たちはどんな解決策をだしたのでしょうか。
長くなりそうなので次回へ続きます。