あけましておめでとうございます。
皆さまのうえに神の恵と導きが豊かにある年となりますように。
さて、年末年始、本学はキリスト教主義の大学ですので教職員の仕事納めと仕事始めには礼拝が行われます。一年の歩みが守られたことに感謝をささげ、新しい年の歩みが祝福されたものになることを祈ります。
そんな年末年始をおぼえて前奏でとりあげたのが「古き年は過ぎ去り」という賛美歌をもとにしたJ.S.バッハの曲(BWV614)です。
J.S.バッハの曲というのは、歌詞の意味を表現するために、楽譜に数などを用いた暗号がたくさん盛り込まれています。
例えば
1=唯一の神
3=三位一体の神
などなど。
この「古き年は過ぎ去り」は12が用いられています。12で年末年始といえば12ヶ月つまり1年ですよね。あと他に12弟子(教会)を象徴する時もあります。
この12をどうやって組み込んでいるかというと
・12小節の曲
・メロディー以外の伴奏声部に半音階で上昇するテーマが12回入っている。
というように暗号が入っています。
でも何よりもこの曲に込められた年末年始にふさわしい暗号は、音符♪の数が全部で365個というところです!!!
・・・J.S.バッハが音楽の父と呼ばれ、今も多くの人から愛されるのも納得ですね。
12ヶ月、365日、いつも神に感謝と祈りをもって歩みたい、そしていつも神が共にいてくださる、神の恵と祝福があるように祈る、そんな思いを込めて弾(けたらいいな・・・)く曲です。
今年、よりいっそう精進してまいりたいと思います・・・。
2013年もよろしくお願いいたします。