毎日雨ですね。
水たまりに全身ダイブしてしまう家族がいるので、お休み中はとても忠実に外出自粛していました・・・せいぜい車でお墓まいりに行ったぐらいです。
ところで聖書に十字架刑で死んだイエスを埋葬する場面が出てくるんですが、現代の日本の感覚で読むと?って感じです。
2000年前だし、イエスがいた場所はエジプトのお隣で砂漠っぽい場所なので、かなり違います。
昔のお墓というと、桶に入れて穴に入れて上から土をかけて埋める、いわゆる土葬のイメージがわきますよね。
でも聖書のなかのお墓は、大きな洞穴のようなお墓です。しかも2回埋葬するんです。
石灰岩の壁面に二部屋ほどの横穴を掘った大きなお墓その1にまず埋葬します。アロマオイルのようなものを遺体に塗って香料と一緒に布でくるみ、その大きなお墓の棚に1年ほど安置します。
そして遺体が骨だけになったら骨箱的なものに遺骨を入れなおして、その1とは別の親族共有の墓その2に埋葬しなおすようです。その2のお墓の形式は沖縄あたりのお墓に似ているような。
あ、でもイエスはいったん埋葬されたけれど復活しているので、その1に二晩安置されただけで埋葬は終了です。その2の墓は利用していないんですが、一応その1のお墓であるとされるのが聖墳墓教会としてキリスト教の聖地として有名です。
ちなみにヨーロッパの教会の床石だの壁だのに名前だのなんだか立派なレリーフが設置されている場合、そこがお墓だったりします。日本の感覚だと墓を踏むだなんて!!!?となりそうですが、そういった仕様なのです。踏んだから私たちにイイことがあるわけでも悪いことがあるわけでもないのでご安心を。
(伝道師じゃないほう)