8月7日に瀬戸キャンパスチャペルのパイプオルガンの修理が終わりました。
とても大雑把に作業をご紹介すると・・・
1.ゆがんでしまったパイプの形をととのえる。
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2.フタをつける(ふたのないパイプもあります)
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3.オルガンに入れて、音を鳴らしながら調整する。
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4.OKだったら全部のパイプが出来上がるまでパイプを外しておく。(作業しやすいように)
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5.揃ったら調音!
写真は4の状態でスタンバイ中のパイプ。こんな細い先っぽで36年も立っているんですねー。
特に1と2の作業が大変そうでした。一本ずつ手作りのパイプですから太さもバラバラ、柔らかいので色々なところにボコボコとふくらんだりへこんだ部分があるのでそれをきれいに整えて、さらに筒の大きさピッタリにフタを作り、はんだ付けをするのですから・・・。3までいってからもくっつけたフタを取って1の作業からやり直すことも。36年前に建造されたオルガンですから、現在よりもパイプが薄いつくりになっているそうで、それがこのオルガンらしさでもあるのですが、作業をより難しくしているそうです。せっかちで大雑把な私は職人に向いていないとつくづく思った一日でした。
そういった素晴らしい職人さんの技術が集まったパイプオルガン、これからも美しい音色を響かせるようになりました。また皆さんとチャペルで会える日を楽しみにしています。
足場を外した写真はまた次週!
(伝道師じゃない方)