クリスマスシリーズ その11
イエスが産まれた頃のユダヤの王様はヘロデ王といいました。
占星術の学者たちが東の国からヘロデ王に会いに来ました。
そして、彼らは「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおられますか?わたしたちはその方の星を見て、拝みにきました。」
と尋ねるのです。
これを聞いてヘロデ王は不安になりました。
王は国中の祭司長や学者たちを呼び集めて救い主の生まれる場所を調べさせました。すると預言者がかつて救い主がベツレヘムに生まれると言っていたことがわかりました。
ヘロデ王はひそかに占星術の学者たちを呼び寄せて、「私も拝みたいから、くわしくその子のことを調べて知らせて欲しい。」と頼み、ベツレヘムへ送り出しました。
実は「拝みたい」と言う言葉はウソで、ヘロデ王はイエスを暗殺しようと思っていたのです・・・。
<続く>