最後の晩餐、よく耳にする機会のある言葉かもしれません。
ところで皆さん、この最後の晩餐のメニュー、いったいどんな料理かご存知ですか?
最後の晩餐=過越しの祭り
ということを前回のブログで紹介したのですが、実はこのメニューには決まりがあるので、イエス・キリストが最後の晩餐で何を食べたのか、どうすごしたのかわかるんですよ。
酵母を入れずにつくったパンと苦菜を添えて、子羊の肉を焼いて食べなければならないという規定(民数記9章等)があるのです。
また、この食事はただ食べるわけではなく、家庭で行う礼拝の側面があります。式次第にのっとってすすんでいきます。むしろ礼拝の中で食事をするというかんじがします。
・苦菜はエジプトでの奴隷生活の苦役を象徴
・子羊(牛や鳥の場合もあり)は過越しの生贄を象徴
普段食べるパンは酵母が発酵することでフワフワのパンになりますが、酵母の入っていないパンはクラッカーに似ています。つまりエジプトから脱出する際、悠長に発酵させていられないほどの劇的な大脱出だったということがしのばれますね。