旧約聖書の旧約は、旧い(ふるい)約束ということですが、その約束のなかに安息日を守るというものがあります。安息日、わかりやすくいうと休日のことです。休日といっても休日返上で働くなどといったことは許されず、みんな仕事をしてはいけないという強制的な休日なわけです。それでどこまでが仕事でどこまでが休みにしていいことなのかあれこれ取決めがあるわけです。それで人の病気を治すことも仕事になっていまして、明日読まれる聖書は、イエスが安息日に病気の人と出会う場面です。いったいイエスはどうするのでしょうか。
日 時 2016年10月25日(火)12:40~13:10
場 所 名古屋キャンパスチャペル
奨励者 杉本美由紀先生(名古屋キリスト教社会館チャプレン)
奨励題 主イエスの招き
聖 書 マルコによる福音書3章1~5節
ちなみにこの約束、キリスト教徒は旧い約束ではなく新しい約束を守っているので現代では何の制約もありません(一部の守っている教派もあります)。ですがユダヤ教徒の人たちにとっては現役の約束なので大切にしています。現代では電気のスイッチを入れるのも仕事に入るので、エレベーターのボタンを押すのも仕事になってしまいます。そこでイスラエルのエレベーターは安息日に自動制御で各階にとまるように設定されているんですよ。
冷蔵庫も扉をあけるとライトがつきますよね、それが仕事になるということで、ライトがつかない安息日モードがあるなど、いろいろな家電もユダヤ教使用になっているそうです。