12使徒を紹介していくシリーズ、3人目はヤコブです。
なんてさらりとヤコブと書くと「どのヤコブ!?」となるのです。ややこしいことに、ヤコブという名前の人は12使徒の中にもう一人ヤコブがいるのです。しかも12使徒ではなくそのもっともっと大昔の旧約聖書に超有名なヤコブがいまして、さらにいうなら新約聖書に「ヤコブの手紙」というのがありますが、どうもまた別人のヤコブじゃないかという話でして、非常にややこしいのです。一応他のヤコブと区別するためにゼベダイの子ヤコブまたは大ヤコブといわれます。
長くなりましたが、ゼベダイの子ヤコブと呼ばれている使徒についてご紹介いたします。
ゼベダイという人の子どもで、ヨハネという兄弟と一緒にイエス・キリストの弟子になりました。兄弟で"雷の子たち"(ボアネルゲス)という異名を持っています。雷みたいな性格だったのでしょうか...。
ヤコブとヨハネはペトロやアンデレと同じガリラヤ湖の漁師でした。イエスに声をかけられお父さんのゼベダイも船も道具もその場に置いてイエスの弟子になりついていきました。