イエス・キリストの生涯、前回の続きです。
イエス・キリストが生まれてすぐのこと、父ヨセフの夢に天使が現れて
「エジプトへ逃げなさい。ヘロデ王がこの子を殺そうと探している。」
と伝えました。
実は占星術の学者たちが、イエスを訪ねる前に、どこで生まれたのかを聞きにヘロデ王のところを訪れていたのです。
ヘロデ王は"他に王が産まれたら、自分の身が危ない!早いうちに殺してしまおう。"と思ったのです。そして「その子に会ったら私も会って拝みたいから、知らせて欲しい。」と頼みました。でも学者たちはイエスに会った後、夢で「ヘロデのところへ帰ってはいけない。」とお告げがあったので、ヘロデ王には知らせずに帰りました。ヘロデ王は学者たちに騙されたと怒って、ベツレヘムとその近隣にいた2歳以下の男の子を一人残らず殺させたのです。
イエスはその頃には両親とエジプトに逃亡していたので助かりました。
続く