Merry Christmas!!!
救い主イエス・キリストの誕生の大きな喜びと神の恵みが皆さまと共にありますように。
・・・遅いですか?
・・・・・・クリスマスは終わった?
たしかに昨日(25日)はケーキ屋さんが「クリスマスケーキは今日で最後です!」と叫びながら売っていましたね。
今日は街のお店では正月飾りが出現しクリスマスの飾りが跡形もなく消えていますしね。
クリスマスって12月25日のことだと思われている方。
クリスマスは1月6日まで続きます。
聖書には4種類の福音書(イエス・キリストの生涯の物語)が入っています。
・マタイによる福音書
・マルコによる福音書
・ルカによる福音書
・ヨハネによる福音書
その中でクリスマスのこと、つまりイエスの誕生の次第を書いているのはマタイとルカですが、この2つの福音書には、それぞれ別のことが書かれています。
マタイでは、星に導かれた東方の占星術の学者たちがイエスの誕生を祝います。
ルカでは、羊の群れの番をする羊飼いたちに天使がイエスの誕生を知らせます。
このマタイによる福音書の学者たちが到着した日を公現日、1月6日としています。
そのため、イエスが誕生を祝う12月25日を降誕日、そこから1月6日の公現日までを降誕節といって、クリスマスの期間となっています。
名古屋学院大学が属するプロテスタント系のキリスト教では12月25日をメインにキリストの誕生を記念して祝いますが、正教系のキリスト教では12月25日ではなくて1月6日がメインに祝われるようです。
旧約聖書で約束された救い主の誕生を信じて待っていた当事のユダヤの人々。でも祝いにやってきたのは東方の占星術の学者と羊飼いでした。
東方の占星術の学者というのは、ユダヤの人にとっては戦争になるといつも敵がやってくる不吉な方角であり、神の救いから外れている異邦人でした。
羊飼いは、羊の面倒をみるために働いてはいけないと律法で定められた安息日にも働かなければいけない職業でした。そのために、律法を守れない職業だとさげすまれていました。
律法を守る由緒正しいユダヤの人のところではなく、そんなユダヤの人からさげすまれる東方の学者、羊飼いのところにこそイエス・キリストの誕生の喜びがつげ知らされました。
このことが建学の精神でもある「隣人を愛する」の象徴だと思います。
ではあらためまして、Merry Christmas!!!