明日21日(水)13時からは瀬戸のオルガンアワーです。
テーマは「2012年の感謝をこめて~慰霊の月の讃美歌とともに~」
これまで手がけたいろいろな曲と慰霊の讃美歌を中心にひかせていただきます。とのことです!!!
もちろん故・辻宏氏の設計、製作のパイプオルガンで演奏されます。
このパイプオルガン、今回はここに注目!
この棒。
めちゃくちゃ重要です。
これがないと鍵盤を押しても音が出ないんです。ストップと呼ばれているスイッチで、操作すると選んだ音色の音が出るようになります。
ちなみに音を出すためのスイッチなのに、「ストップ」という名前なのは、昔は今と正反対で、全部の種類の音が出ていて、それを一つずつストップさせるときに使っていたからだそうです。豆知識。
それで、何が書いてあるのかというと・・パイプ(音色)の種類が書いてあります。
Hauptwerk Prestant 8'
Octave 4'
Octave 2'
赤く書いた数字8や4や2はパイプの長さをフィート(1フィートは約30cm)で表しています。
音の基準は8フィート(約240cm)になっています。同じ鍵でも、4は8の一オクターブ上の音、2は4の一オクターブ上の音が出ます。
ちなみに16なら8の一オクターブ下の音になります。
16,8,4,2とストップを組み合わせると、ピアノだと両手の指を精一杯広げてようやく弾ける4オクターブの音が、オルガンだとたった一つ打鍵すれば弾けてしまうのです。
だから、鍵盤は似ていても、ピアノとは全く別の魅力があります。曲も違うし、音も違う、貴重な楽器です。
ぜひ聞いてくださいね!!!、