キリスト教には3大祭という、聖書の3つの出来事を特に大切にしてお祝いする日があります。
3つ、何という祭りかというと、クリスマス(降誕祭)、イースター(復活祭)、ペンテコステ(聖霊降臨祭)です。
どれも大事なのですが、日本での知名度は1位クリスマス、2位イースター、3位ペンテコステじゃないかなーというのが私見です。どう考えてもクリスマスの知名度は断トツですし、イースターは100円均一の店で飾りを売り出すほど広がっていて、ペンテコステはさっぱり見聞きしない、のではずれてはいないでしょう。
これからやってくるキリスト教で2番目に有名なお祭りの日はイースター(復活祭)です。
さて、そんなイースターは日本語では復活祭と書きます。復活、何が復活したのかというと、イエス・キリストです。
イエス・キリストが十字架刑で死んで、三日後に復活したことを記念して祝う日、それが復活祭(イースター)です。
もう、これこそがキリスト教の根幹といえる大事な出来事になります。
そして、イースターはクリスマスのように固定の日付はありません。
「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」がイースターの日と決まっているので、早いと3月後半、遅いと4月後半というように毎年日付が移動します。
今年、2025年は4月20日(日)がイースターなので、ずいぶんと遅めの日程でイースター迎えます。
ちなみに、今週、つまりイースターの直前の一週間はイエス・キリストが十字架にかかって死んだことを思い起こして過ごす受難週と呼ばれる週です。
今日は、あの有名な絵画、レオナルドダヴィンチの『最後の晩餐』の場面にあたる木曜日、この食事の後、イエス・キリストは逮捕され翌日には十字架にかけられて死ぬわけです...。
なのでキリスト教では「聖木曜日」とか「洗足木曜日」と特別な名称を使って呼ぶ日になります。
明日の金曜日はイエス・キリストが十字架にかけられて死ぬ日にあたるので「受難日」「聖金曜日」英語だと「Good Friday」え?なんでGood!? 間違いではないのであしからず。
キリスト教では、そういう大切な週として今週そして来週からの日々を過ごしていきます。
ということで、来週のチャペルアワーはイースターチャペルアワーとして予定しています。
明日、詳細を記載しますから、ぜひお楽しみに!