ところでなんで40日?

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 受難節は40日間(日曜日を除い)なんですが、いったいこの40日はどこからきたのでしょうか。

ということで、そもそも受難節とアドヴェント(待降節)は準備の期間といわれています。
受難節の後にはイースター、アドヴェントの後はクリスマスがきます。そういった大事なキリスト教の祭りの日には洗礼式が行われます。洗礼を志願した人が式の前に心と体をきよめて、洗礼に向けての準備が必要になります。つまり洗礼のための準備期間で、ついでに(?)すでに洗礼を受けた人も初心に戻って過ごそうという流れで現在のようになってきたといわれています

そこで、話をもとに戻すと、イエス・キリストが福音を伝える活動をする直前に、荒野で40日間断食されたから。というのが一番の理由と考えられています。

他に40日は
・ノアの箱舟のストーリーのなかで40日雨が降り続いた。
・モーセが神から戒めを記した石を受け取るためシナイ山で40日過ごした。
・預言者エリヤは40日歩き続けホレブ山につき、神の言葉を受け取った。

などがあります。ノアは別として何かしら大事なことの準備には40日かかっているとも読めますよね。こういったことから40日間の受難節が定着していったと思われます。

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このページは、キリスト教センターが2017年3月 9日 13:03に書いたブログ記事です。

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