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聖書を開けて一番はじめにあるのは「創世記(そうせいき)」という文書です。

聖書ってなんだか「難しいー」と思いがちですが、どっかで聞いたことあるような話があります。読むと「アレってここからきてたの!!?」なんてこともあるかも。

 

旧約聖書というのはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教とほぼ共通の内容です。

日本ではあまり馴染みのない宗教ですが、世界に目を向ければ、キリスト教33.0%ユダヤ教0.2%イスラム教20.1%、合計で53.3%(ブルタニカ国際年鑑2005年版より)なんと2人に1人がこの旧約聖書に目を通していることになります!!!

特にこの創世記は有名どころがいっぱい詰まっています。

 

創世記

・天地創造:世界の始まりの話。進化論とキリスト教のつながりでよく提示される箇所。

・エデンの園:楽園、アダムとエバが罪を犯して追放される。失楽園や楽園喪失の語源?

        アダムとエバ(イブ):最初の人類。

        善悪の知識の実(蛇の誘惑):よくリンゴだと思われている。食べてはいけないと言われていたのに、蛇にそそのかされて食べてしまった。

・カインとアベル:アダムとエバの子ども。人類初の殺人の加害者と被害者。

・ノアの箱舟:神が乱れた世界をつくりなおそうとしたとき、唯一神を信じて箱舟を作り、動物たちと大洪水から生き残ったノアの話。瀬戸キャンパスのステンドグラスの基になっている話→瀬戸のチャペル3

・バベルの塔:天につくほど高い塔をたようとした人間に対して、神が言葉を混乱させた話(多言語の発生)

・アブラハム:信仰の父と呼ばれる。ユダヤ人の祖(イスラム教ではアラブ人の祖でもある)アメリカのエイブラハム・リンカーン大統領の「エイブラハム」はアブラハムからつけられている。

・ソドムとゴモラ:堕落した生活を続け、神によって滅ぼされた町。

・イサクの物語:アブラハムの息子でヤコブの父。

・ヤコブの物語:イサクの息子。自分の子孫が偉大な民族になるという神の約束をうけた。雲の隙間から差し込む日差しを天国に上る階段としてヤコブの梯子というようになったのもここの話から。

・ヨセフの物語:ヤコブの息子。天動説を主張するひとつの基になっていたエピソードが入っている。

 

ざっと非常に大雑把に創世記の内容をご紹介しましたが、もっとギッシリ詰まっています。みなさまがご存知の 文学、絵画、彫刻、映画、音楽、漫画やアニメなどに題材として使われているものはありましたか~?

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このページは、キリスト教センターが2012年8月31日 11:45に書いたブログ記事です。

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