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第2回マメ知識 代替燃料と次世代燃料(・へ・;;) ウーム...
異常な更新スピードは気にしないでください(`・ω・´)
別に暇だからとかではありません('A`)
こんにちは、風邪が若干悪化してきている( ゚д゚ )黒い人です( ゚д゚ )
夏風邪はほんとに性質が悪いですね(´・ω・`)
喉からきているので、声が出ません(-_-;)
さて、前回の記事でお知らせしましたが、第2回目の今回は、「代替燃料と次世代燃料」について、バイオ燃料をメインにお話したいと思います(`・ω・´)
「バイオ燃料なんて、なんか関係あんのかよ(´ー`)y-~~」
「完全に黒い人の趣味じゃねぇか( ´⊿`)y-~~」
とか思われたみなさん!
半分あってますw(・´з`・)
が、
半分間違っています( ・x・)
バイオ燃料・次世代燃料・代替燃料の問題は、経済学&税法上重要ではないものの、それなりに意味のあるものです(・´з`・)
と、いうことでご覧ください(・´з`・)
第2回マメ知識 代替燃料と次世代燃料
基礎
一言にバイオ燃料・次世代燃料と言っても、いくつかの種類があり、その製造方法も様々です(´・ω・`)
あまり細かく書くと、読むのが大変なのでいくつかに絞って書きます(・´з`・)
化石燃料
・ガソリン・軽油等・・・地質時代に蓄積した動植物の化石の一種である原油を精製したもの。アスファルトなんかも原油からできており、埋蔵量には限りがあるものです。
バイオ燃料
・バイオエタノール・・・主に穀物やサトウキビ等を利用して製造します。作り方は、ウォッカ等のように糖化→発酵→蒸留の過程で製造されます。ただ、お酒と違い純度を高めるためなんどもなんども蒸留を行うことで、97~99%ほどの純度にします。はっきり言ってお酒なので、飲めますが燃料として生成されるためメタノールを混ぜて売られているのが実情です(`・ω・´)
バイオエタノールを混ぜた燃料を使用する場合、燃焼温度等の問題でコンピュータやエンジンのセッティングを変更する必要があるため、日本ではまだ積極的に導入されていませんが、沖縄では3%ほどバイオエタノールを配合したガソリンを販売するスタンドが数か所あります。またブラジルではバイオエタノール入りの燃料をすでに導入しているのは有名ですし、アメリカでも導入されており、10~15%ほどエタノールを配合したガソリンが一般的に使用されています。
因みに、フェラーリは実験的なものですがバイオエタノール混合燃料に対応した高性能エンジンを開発&搭載車を開発しました(`・ω・´)
・バイオメタノール・・・メタノールは、天然ガスを合成して製造します。バイオメタノールの場合は、有機物を半燃焼させた際に発生するガスを合成したものになります。
いずれも有毒で、誤飲すると失明する恐れがあります。法律上、食用ではないため酒税が掛かりませんが、エタノールと違い精製段階で大量のエネルギーを使用するため、「+-0?むしろ-じゃね?(´・ω・`)」って感じです。
・バイオディーゼル・・・動物性油脂(牛脂とか魚の油とか)や植物性油脂(大豆や菜種油等)を、メタノール処理や水素化分解等を行い精製します。使い終わったてんぷら油なんかが有名ですね(・´з`・)
ただ、大豆や菜種油は酸化しやすいため保管に手間がかかり、パーム油はそこまで低い温度でなくとも固体化してしまうため寒冷地での使用ができません。動物性油脂の場合、スラッジ等の燃えカスでエンジンそのものの焼き付きが起こることがあります。
また、一般にこれらのバイオディーゼル燃料は粘度が高いため、これまでに生産されたエンジンでは燃料噴射に関係する部品を変更しなくてないけないのと、排気系の部品を変更しないと未燃焼の粒子状物質がそのまま排出されてしまうことがあります。
あとまだまだ燃料としては高いというのも問題点です(´・ω・`)
・航空機燃料/軍用燃料・・・航空機燃料や軍用燃料は灯油・軽油・ジェット燃料が使われていますが、バイオディーゼルよりも細かい条件が設定されているため、発熱量の多い植物性油脂かGTL(天然ガスを分解して製造する液体燃料)が考えられています。
航空機燃料の場合は発熱量の関係で。軍用の場合は引火性の関係でアルコール燃料は不適格とされています。
・代替燃料(ガイアックス)・・・いわゆるGTL・バイオメタノール燃料のさきがけのようなものです。成分は合成アルコールと添加剤らしいです。
特徴は値段が安いこと。通常のガソリンより1~2割ほど安かったようです。
だた、日本車のエンジンはかなり複雑にできており、そのままアルコール燃料やアルコール混合燃料を使用した場合不具合が出る可能性があること。税法の網を抜ける為、不公平になることから販売が禁止されました。
・・・いろんな意見があると思いますが、だまし討ちはダメですね(´・ω・`)
水素燃料・・・これで動くロータリーエンジンを開発したマツダのスポーツ部門は虫の息(ノд-。)クスン
次世代燃料としては、使用時に二酸化炭素を一切排出しない(燃焼すると水素と酸素がくっつくだけなので、H²+O=H²O ←水)のですが、精製時に大量のエネルギーを使用するため二酸化炭素の排出が完全に0とならないのと、水素は金属を腐食する性質があるのと引火性が高すぎるため、実用化が難しいのが現実です。
因みにロケットはこれで飛んでますので、発射直前でないと注入できません(金属を腐食する=エンジンを腐食するため)
実は・・・
いまでは、自動車製造会社各社が、アルコール燃料を使用出来る高性能車両の開発を行っていますが、実は初期の4輪自動車はアルコール燃料を使用して走ることが可能でした。
フォード・モデルTはガソリンかアルコールのどちらかを使用することができましたが、石油精製技術の進歩と自動車の高性能化から次第に使われなくなっていったのです。
問題点
既に世界各国でバイオ燃料の製造販売に関する法整備・施設開発が行われており、アジア圏でもシンガポールや台湾、ベトナムなどが2008年前後から精力的に取り組みを行っています。
日本でも、実は第二次大戦末期にビール会社各社に燃料用アルコールを製造させたと言われ、戦後の安定した石油供給からアルコール燃料に関する関心が薄れました。
しかし、第一次石油危機の折に再び注目されることとなり、現在は輸入に頼るだけでなく廃棄されるサトウキビやサトウダイコンの搾りかすからバイオエタノールを実験的に製造するプラントを建設しています。
次世代燃料の供給での問題は、コストの高さと食糧問題です。
現在、日本を含む各国で、廃棄物など様々なものからエタノールを生成する技術開発が進められていますが、現在広く利用されているのはトウモロコシ等の穀物です。特に問題なのは先物取引市場での価格高騰で、エタノール製造のために使われるトウモロコシ等が投資の対象になってしまうことがしばしばあり、価格高騰で燃料は作れるけど食べるものがなくなる危機が起こる危険性が指摘されています。
また、木材からアルコールを生成するために大規模な森林伐採が行われる危険性もあります。
本の紹介
あまり細かく書くととんでもない量になってしまうので、ざっくりとしか書いていませんが、もしも興味が湧いた方はこの本を読んでみてください(・´з`・)
昨日、ラの〇で食べた辛みそトンコツにはまりそうw
黒い人でした(・´з`・)
2012年7月27日 学生TA | 個別ページ
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