熱に浮かされている
こんにちは、学生サポーターのメガネです!
今回は、前回紹介した特集コーナー「夢の叶え方特集」の中でもおすすめの1冊、『Whyから始めよ!』のご紹介です!
本書は「奮い立たせるリーダー論」を展開しているアメリカのコンサルタント、サイモン・シネックさんが書いた初めの1冊です。
サイモン・シネックさんはTEDなどでもよく取り上げられているので、本は知らなくとも彼のことは知っているという人もいるかもしれませんね。
みなさんがイメージする「良いリーダー」とはどんな人ですか?あるいは皆さんが何らかのチームのリーダーになる時、どんな「リーダー」ですか?
シネックの主張はいたってシンプルです。
「良いリーダーとは人々をインスパイア(奮い立たすことが)できる人だ」
そしてインスパイアするには「Why」、理由が必要です。
あなたは今日、何のために寒い中布団から出て人混みの電車に乗ったんですか?
お金のため。
なんのためにお金を稼ぐの?
生きるため。
何で生きてるの?
「Why」に答えるとはこの質問に答えるということです。
難しいこと、高尚なことを考える必要はありません。
世界平和も、日本経済の牽引も悪の撲滅も、きっと多くの人にとっては当事者たらん出来事です。
では質問を変えます。
最近、もっともワクワクした体験は何ですか?
友達と旅行に行ったこと?映画を観たこと?好きなゲームの新作が発表された瞬間?好きな人と話をしたとき?
人生において、もっとも価値ある瞬間、今までこの瞬間のために生きてきたんだと思えるほどの体験をするとき、人々は体の内側がぐつぐつと燃え滾っています。
そして、優秀なリーダーとは、何気ないプロジェクト、何気ない製品1つをとっても、多くの人にその瞬間を体験させることができるのです。
僕がこの本を初めて読んだのは大学2年生の頃でした。
この時僕は人生で初めてのリーダー、ゼミ長を務めていました。出身地も興味関心も知ってることも全然知らないただの同じ年生まれの人13人と一緒に毎回色々なテーマで話し合ったり、企画を考えてみんなでわちゃわちゃしていました。ただ、ずっとどこか腑に落ちない、自分に合ってないやり方をしている気がしていました。
この本は「人々をインスパイアすること」を主眼に置いていますが、より根本的に必要なのは、自分をインスパイアすることでした。
なぜ僕はリーダーをやっているのか、このゼミで何をしたいのか、どういう自分でありたいのか。
こうした問いに常に回答を出すことは難しいですが、今自分がやろうとしていることを照らし合わせて、それが正しそうか、間違っていそうかを判断することくらいならできます。
自分が興味関心を持てる所へ、そしてその中で自分以外の人も楽しませられるようにする、そのための心得やより具体的な手法についても網羅的に書かれている本なので、ぜひ読んでみてください!
「Whyから始めよ!」は学術情報センターの4階、公務員試験本棚の裏にあります!
(学生サポーター メガネ)
2023年12月19日 学生TA | 個別ページ
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