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個人的Best Book 2022
こんばんは、学生サポーターのメガネです。
早いものでもう12月になり、今年も残すところあとわずかになってきました。
そこで、今回は「個人的Best Book 2022」を紹介したいと思います!
栄えある受賞作品はこちら!
辻村深月著『サクラ咲く』
この作品は表題の「サクラ咲く」に加えて、「約束の場所、約束の時間」、「世界で一番美しい宝石」と計3つが収録された短編集になっています。
短編は電車通学などをしているとその間に読み終えることもできたりするのでいいですよね。
この3つの短編の中でも最もお気に入りは「世界で一番美しい宝石」です!
実はこの「世界で一番美しい宝石」を初めて読んだのは中学3年生の頃なんです。高校受験の問題としてこの作品の一部が引用されていたことがきっかけでした。
その時にあまりに続きが気になってこの本を買い、今年改めて読み直してみたんです。
そしたらまあ、面白くて。はじめは「世界で一番美しい宝石」だけ読む予定だったんですが、結局全部読んじゃいました。
舞台が高校なので、前回読んだときは高校ってこんな感じなのかってワクワクして、今回はこんな高校生活もいいなぁとしみじみした気持ちになりました。歳ですかね。
時折、読書が好きですみたいな話をすると「読書してて偉いね!」と言われることがあるんですが、ぼく個人としては娯楽として本を読んでいるので褒められるほどでもないよなと思っています。
また、「読書=偉い」と不必要に高尚なものとして扱うことももったいない気がします。正直、今回紹介した『サクラ咲く』に収録されている短編はどれも簡単で、それなりに読書に慣れている人からすると展開がありきたりでつまらなく感じるかもしれません。
重要なのは自分が好きだと思えるかどうかだけだと思います。自分が好きだと思えるものは自分が一番よく分かっています。面白そうだと思えたなら、動画でも映画でも美術館でも足を運んで体験したいですね。もし、その中に本も入っていたなら、読書好きの僕としてちょっぴりうれしいです。
残念ながら本作はまだ本学に所蔵されていないので、また入荷したらお知らせしますね!お楽しみに!
近々「個人的Best Movie 2022」も書く予定です!お楽しみに!
(学生サポーター メガネ)
2022年12月15日 学生TA | 個別ページ
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