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十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない
こんばんは。学生サポーターのメガネです。
今回は学術情報センターに入荷した『1週間のPhotoshop入門』を紹介します。
本書は構成が1日目の課題、2日目の課題というように宿題形式で少しずつ本書に沿って手を動かすことでPhotoshopの大まかな機能や使い方、便利な点を知ることができる優れものです。
特に本書の構成は素晴らしく、1日目の作品を作っただけでもPhotoshopの可能性を十分感じることができます。
この下にある写真は実は私が作ったものです!
すごいでしょ?
2日目以降では画像の切り抜きやペイント系ツールの使い方についても学ぶことができます。
Photoshopにおける一番の挫折ポイントは「操作画面の複雑さ」や「どのボタンがどのように機能してくれるのかが初心者からすると分からない点」だと感じています。
その点、この本はどのボタンを押すのか、そのあとどんな画面になったら正解なのかが分かりやすく写真付きで解説されているので、とても親切な本だと感じました。
本書の指示に従いながら手を動かしているだけにもかかわらず、気が付けばすごい写真が一枚できているんですから、Photoshop、恐るべし。
私は写真部に所属しており、よくカメラで写真を撮るのですが、写真部顔負けの出来です。
『2001年宇宙の旅』で知られるアーサー・C ・クラークはクラークの三法則なるものを提唱しており、その第三法則が本ブログのタイトル、「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」です。
スマホが普及し、だれでも簡単にインターネットで調べ物ができるこの時代にとって、"魔法"はもはや過去の遺物であり、幻想になりました。
多くの人は"魔法"は存在せず、それは科学であることを知っています。
しかし、それは本当でしょうか。
むしろ、あまりの科学技術の進歩に多くの人は置き去りにされ、それを会得することも、恩恵を受けることも少なくなっているのではないでしょうか。
本書を手に取るまで、私は写真の合成を"魔法"だと思っていた節があります。どこか自分にはできなくてとても難解は手順を理解しないとできないものだと感じていたのです。
しかし、まったくバラバラの3枚の写真からこの画像を作った時、私はようやく、このPhotoshopが"科学の賜物"なのだと理解しました。
その技術の使い方を学んだためです。
私から見ていまだに魔法のように見えているものは沢山あります。
しかし今日、私の世界から一つ"魔法"が消え、科学が進歩しました。
皆さんの世界はどのくらい魔法と科学技術の見分けがついていますか?
一つでも多くの科学を知りたい方は是非学術情報センターにお越しください!
(学生サポーター メガネ)
2022年10月19日 学生TA | 個別ページ
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