遠きに行くには必ず邇きよりす
こんにちは、学生サポーターのメガネです。
今回は斎藤孝さんの『就職力ー就活は一日二百ページの読書から始まるー』を紹介します!
本書の特徴は「一見縁遠い、無関係そうなものから本質を見出している」
ということです。
例えば、サブタイトルにもある通り、就職活動の対策を"読書"から始めることを
おすすめしています。
また他にも、第一章の32ページでは、「合コンの幹事をやってみよう」とも
述べています。
実は、こうした一見突飛に見える提案には「社会人として活躍するためのスキル」をいかに学生から理解しやすい事柄で紹介するかという前駆的な取り組みだということが読むにつれ分かってきます。
例えば、読書の意義は"知らないことをすすんで学ぼうとする意欲の高い学生を、自然に自分の周囲に近づけるため"と書かれています。そうして出会った知り合いは、ゆくゆく互いを切磋琢磨し、成熟を助け合える"真の友人"になれると説いています。
私はこの夏休みの間に様々な企業のインターンシップに参加しました。
それこそ名の知れた大きな企業のインターンにも、まだ設立して10年も経たないような若い企業のインターンにも参加し、数多くの知見を得ました。
その中でも特に重要だと感じたものは
「"相手からどう見えているのか"まで計算する」ということです。
この対象には、文章はもちろん、面接やグループワークでの話し方、果てには歩き方まで含みます。
人の目を気にするなという考え方もありますが、この意見はつまり、"人目を気にしてやりたいことができないなら"、という前口上が付きます。
私が言いたいことはその"人の目のせいでやりたいこともやれていない自分"も計算に入れようということです。
「何もしない」という選択は、自分をアピールする就職活動中において最もリスクの高い行動の一つと言えます。
実はこの「"相手からどう見えているのか"まで計算する」というワードはあるスポーツ漫画の中で出会いました。たかが漫画だと思うかもしれませんが、今では私の意思決定において重要な項目になっています。
たかが漫画、たかが歩き方、たかが読書。そう切り捨てることは簡単ですが、
真剣に相対してぶつかり合うことでしか得られない経験や知見も多くあると思います!
今回紹介した『就職力ー就活は一日二百ページの読書から始まるー』はE-Libraryにもあるので、ぜひ読んでみてくださいね!
2022年10月12日 学生TA | 個別ページ
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