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この犯人、まさに"猟奇的"である。
こんにちは、そば粉です。いよいよ、今年も残すところ一ヶ月を切りましたね。
2020年がこうも早いとは、正直驚いています。
悔いのないよう、残りの2019年を過ごしていきましょう。
話は変わって、皆さんは「七つの大罪」というものをご存知でしょうか。
最近だと、週刊少年マガジンにて連載されている作品として、名前を知る人は多いと思いますが、本来はキリスト教の用語であることは知っていましたか?
七つの大罪とは、キリスト教の西方教会、おもにカトリック教会における用語で、ラテン語や英語での意味は「七つの死に至る罪」なんだそうです。「罪」そのものというより、人間を罪に導く可能性があるとみなされてきた欲望や感情のことを指すもので、日本のカトリック教会では七つの罪源(ななつのざいげん)と訳しているのだとか。(Wikiより抜粋)
「暴食」 「色欲」 「強欲」 「憂鬱」 「憤怒」 「怠惰」 「虚飾」 「傲慢」
以上、七つの罪が定められており、人間による最も重い罪であるとされています。
今回は、そんな七つの大罪をモチーフとした、とある殺人鬼を追う二人の刑事の映画をご紹介します。
デヴィッド・フィンチャー監督の映画「セブン(se7en)」です。
<あらすじ>
奇妙な怪奇殺人事件を追う、ベテラン刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と志願して殺人課に転属してきた新人刑事ミルズ(ブラッド・ピット)。
やがてその事件は、キリスト教の「七つの大罪」になぞらえたものだと判明する。果たして犯人はだれなのか?そしてその犯行の理由は?捜査を進めていくうちに、やがて事件は思わぬ方向に舵を切っていく...。
ネットではよく「ラストに衝撃!」的なまとめで紹介されることのある、割と有名な映画です。
この映画から「七つの大罪」という存在を知った映画ファンも多いかと思われます。私そば粉も、この映画から始めて知りました。
この映画の見どころは、殺人鬼ジョン・ドゥの猟奇的な思考です。
作中で、ジョン・ドゥは七つの大罪にちなんだ殺害を繰り返しているのですが、何の目的で、なぜ七つの大罪に因んだ殺人を繰り返すのか、それこそがこの映画の最大の謎であり、最大の見どころでもあります。その殺害方法も残酷でえぐいものばかりです。例えば「暴食」の殺人は、肥満体系の男性に対し、「食べ続けなければ殺す」として食料を食べさせ続け、最後には被害者が窒息と食道の破裂をして死亡...という最期を迎えさせるのです。これを思いつくジョン・ドゥは本当に頭がキレていますね。褒めてないですけど。
最終盤でその意図が明かされるのですが、恐らくこの映画を初めて観た人のほとんどは、そのオチにびっくりするはず。
彼は最終的に七つの大罪による殺人を"完成"させるのですが......??
ラスト15分。まばたきは禁止です。
というわけで、今回は映画セブンをご紹介しました。
この作品は、学術情報センターにて取り扱っているため、いつでも学情で視聴可能です。お時間のある方、または度肝を抜かれるようなラストが観たいという方、おすすめです。是非とも見てほしいと思います。
以上、年明けの年越しそばが待ち遠しい、そば粉でした。
2019年12月 4日 学生TA | 個別ページ
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