龍三と七人の子分たち
『龍三と七人の子分たち』 北野武監督
この映画は北野作品ということでヤクザものですが、いわゆるシリアスではなく終始コメディになってます。
昔ながらの仁義なき戦いみたいな、外から見てもヤクザだとわかるようなおじいちゃんたち。彼らは隠居しているのだけど、今のヤクザの姿をみて驚く。
彼らは普通の企業の社長とその社員だったりする。見た目は会社員なんですね。まあスーツはぴりっとしてて普通のサラリーマンには見えないけど...
おじいちゃんヤクザはその姑息なやりかた(オレオレ詐欺とか)をする今の似非ヤクザたちにだんだんと腹をたてて、とうとう喧嘩を吹っかけに行くのです。むかしの仲間を集めて。
という話ですが、新旧ヤクザの対立はかみ合っておらず一方的にしかけているだけなので、からまわりしててその辺がギャグになってます。
なので喧嘩だけど気楽に観れますね。
でのんきに観てたのですが、途中から景色が比較的綺麗で広々としていて、どっかでみたことあるような気持ちになってきまして、もしかしたら久屋大通りとか県庁街のところかなと。
そして最後の方になってカーチェイスがあってそれが商店街を通って市場で捕まるという感じになりますが、そこがまさに日比野の中央卸売市場なんですね。つながりました。
意外と多いんですよね。名古屋で映画撮影って。あまり知られてない、地下活動的にやってるんですかね。たぶん名古屋ってこれといった特徴ある街じゃないので観てるほうも、気づかない、分からないのでしょうね。
ともかく社会批判的にもなってて、それでいて笑えるコメディで、おもしろいですよ。
図書館SA あっきー
2018年10月26日 学生TA | 個別ページ
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