THE BUCKET LIST
『最高の人生の見つけ方』原題 THE BUCKET LIST
ある死にかけた二人の男が、同じ病室のベッドに入院することに。この二人は同じく余命が宣告される。一人は強欲な実業家、もう一人は勤勉な家庭思いの自動車修理工。全く違った人生を送ってきたふたりが、同時に死を直前にする。どんな人も死は平等にやってくるということをつきつけられます。
人の性格というものはなかなか変わらないもので、死を前にしたその実業家(ジャック・ニコルソン)は、どうせもうすぐ死ぬのならと、やってみたいことをリストに書き出す。乗り気でない自動車修理工(モーガンフリーマン)も彼の誘いに断れず、やりたいことリストを書いていく。人生の最終章に二人は壮大な冒険へと旅に出る。こんな映画です。
スーパーカーでレースをし、体が悪いというのに空に行きスカイダイビング、世界遺産へいき哲学的な深淵にふけり、なんせ実業家としての財力があるから世界中を旅する。それから「世界一の美女とキスをする」とこんなものまで。トランプみたいなやつですね。(笑)一方の修理工は、荘厳な景色を見る、赤の他人に親切にする、涙が出るほど笑うといった簡単そうにみえて意外とできないようなことを。
こうして一つ一つチェックをしていき、その度にこれまでの人生の中で忘れていたたいせつなものをとりもどしていく。
特に美女とキスをする、の伏線の回収のしかたがステキでした。全てを手に入れてきたはずの男(実業家)が最高の瞬間を見つけた瞬間でした。一方、自分の夢を犠牲にして家庭を支えてきた男(修理工)が、どのように最高の人生を取り戻すのか。これはジンとくるものがあります。
死ぬ前に観ておきたい映画です。
図書館SA あっきー
2018年6月25日 学生TA | 個別ページ
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