名古屋学院大学 学術情報センター部(ブログ):名古屋学院大学(NGU)学術情報センターの愉快な毎日を綴っているブログです。 学情のイベントやお知らせなど随時紹介します。

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映画「ホビット」は映画の常識を変えるか

こんにちは。学生サポーターの おりぃ です。

 

映画といえば24fps(Frames Per Second)での撮影が長年の常識です。

動画の仕組みはパラパラ漫画と同じで、いくつもの画像を次々に表示することで動きを表現しています。

1秒間に何枚の画像を表示するか。それを fps という単位が表しています。

 

例えば24fpsの動画よりも48fpsの動画の方が、48fpsの動画よりも60fpsの動画の方が、滑らかな動きを表現できますが、

映画業界では、映画館の機材などの問題もあるようですが、必ずしも高いfpsが好まれるわけではないようです。

 

そのためか、古くからあらゆる映画が24fpsで撮影されてきました。

 

ところで、学術情報センターにも所蔵されている、映画「ホビット」ですが、

この映画はそんな映画界の常識を覆す、48fps以上(Higher Frame Rate、頭文字をとってHFRと呼ぶらしい)で撮影されたそうです。

DVD等でこのHFRが堪能できるのかは確認していませんが、YouTubeの48fps版トレイラーを観てみると、良くも悪くも新鮮味を感じました。

 

なんだか映画っぽくない。というのが印象です。

 

48fpsで撮影しているということは、シャッタースピードは96fpsが基本(というわけではないけれど)でしょうから、写真で言えば1/100秒とほぼ同じです。

1/100秒は、動きのある被写体もブレが少ない状態で記録できるスピードですから、この辺に違和感を感じる要因があるのかもしれません。

大きな岩が落下する映像で、その岩があまりに明瞭に映ってしまうと、まるで張りぼてを動かしているかのようにも見えてしまいますから。

 

これが単に24fpsの映画に見慣れていることからくる、不慣れの問題なのかもしれませんが。

兎にも角にも、この作品が今後の映画の常識を変えていくかもしれませんね。

 

20世紀初頭のサイレント映画時代は15fps程度であり、それが24fpsになり、今日ではそれよりも高いフレームでの映画製作が試されています。

映画好きな皆さんは、このフレーム数の問題、どう考えますか?

 

人気映画「アバター」の次回作は、このHFRで撮影される予定だと監督が発言しているようです。

どのような絵になるのか。最新作の公開が楽しみです。

 

 

(学生サポーター: おりぃ)

2017年8月 8日 学生TA |


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