ヒトラーとスターリングラード
だんだんと日中の太陽が力を失って衰弱しつつあり、
まるでそれを見越すかのごとく、しめしめと寒気が世界を呑み込んでくる
そんな黎明な季節ですね
ちょうどナチス政権末期のころ、
権威も精神も弱体化していくヒトラーの陰で、裏切りをみせるヒムラー
と同じように
ナチス政権は、末期には周辺世界への脅威を弱めていただけでなく
内部も混乱状態でした
とくにヒトラー自身は常に感情をむき出しにしていたようです
怒りと恐怖に包まれた彼の姿は、ナチ党が権力掌握していった頃の
勢いと自信と若々しさがまるでなく、ずっと老いて見えます
そんなヒトラー末期を描いた戦争映画が
『ヒトラー~最期の12日間~』
第三帝国崩壊までのすべてを、あの独裁者の秘書による証言をもとに描かれています
さて
欧州の殆どを支配したヒトラー率いる第三帝国に
陰りがみえた原因は何だったでしょうか
ヒトラーは西のフランスをあっという間に征服した後、航路を東に向けましたね
その東の先にいるのは、もちろんスターリン率いるソ連です
このヒトラー対スターリンは
世界史史上最も悲惨で残虐な戦争として印されたと思います
まるでこの世の悪のすべてが独ソ戦につぎ込まれたのではというくらいで、あらゆる犯罪がかわいく見えてしまうほど
可能ならこの戦争を上空から眺めてみたい(笑)
その独ソ戦の中でも、史上最大の市街戦となったのが
ソビエト連邦内のヴォルガ川沿い一帯の工業都市
スターリングラードで繰り広げられた攻防戦です
スターリンの名を冠した都市ということもあったのでしょう
そこはもはや街ではなく、巨大な炉のようであった、と言われているのが有名なほど
ウィキペディアで見てもらえば、記録やその説明の長さが
スターリングラード攻防戦の悲惨さ、濃さを物語っています
ウィキペディアって詳しく見てるとキリがないですよね
WWⅡ全体をも左右するほどの戦争でしたが
その中で軍事的重要都市を落とそうとするナチス軍
からソ連を救った一人のスナイパーがいました
それがこちら
『スターリングラード』
英雄の活躍劇で、女性スナイパーのヒロインも出てきますし
戦争映画ながらエンタメとしても楽しめると思います
可能ならポップコーンを食べながら観たい(笑)のだけど
悲しいかな、こちら二つは館内利用でした
学生サポーター あっきイ
2016年11月22日 学生TA | 個別ページ
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