名古屋学院大学 学術情報センター部(ブログ):名古屋学院大学(NGU)学術情報センターの愉快な毎日を綴っているブログです。 学情のイベントやお知らせなど随時紹介します。

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古くなる写真をそれでもあなたは厭がるの

こんばんは、学生サポーターのメガネです。

今回は新着DVDの中からおすすめの『浅田家!』を紹介しようと思います!


ジャケ-1.jpg











この物語は浅田家の次男、政志が写真家を目指すまでの過程、そして写真家になってからの活動を史実に基づいて描いた作品です。

主人公である政志は高校卒業後、写真家養成所に通う中でこんな課題が出されます。

「もし、生涯であと1枚しか写真を撮れないとしたら、あなたは何を撮りますか」

この課題から政志は最後の1枚にもなっていいと思えるような独創的で、浅田家らしい写真を撮影します。

こうして作られた写真集「浅田家」は好評を呼び、写真界の芥川賞と言われる、「木村伊平兵衛写真賞」を受賞します。

受賞を機に仕事の幅が広がり、浅田家以外の「家族写真」を撮るようになります。

そのテーマ設定が非常に面白く、暴走族の真似をしてみたり、ヒーロー船体のコスプレをしてみたりと派手で奇抜で、少し恥ずかしくなります。



映画を観ていく中で、政志の撮る写真は未来の価値観に合わせているなぁとよく感じました。

今この瞬間は少し恥ずかしくなったり、ダサいと感じてしまうようなものでも月日がたって思い出としてみると、とても純粋で尊いようなものに感じることがあります。

政志は写真を撮影するとき、今この瞬間よりももっと先、被写体が20年も30年も年を取ってから見返した時に「あぁ、こんな時もあったね」とみんなでその1枚の写真から思い出話をできるような、記憶に残る写真であることを重視していたんだと思います。

写真として記録を残すことが好きでない人も世の中には多くいると思います。

それは自分の容姿に自信がないとか昔の写真を見てこんなに年を取ってしまったということを実感したくないとか事情を様々でしょう。

しかし、その感情すら今この瞬間の出来事で、いつかはきっと忘れます。

ただ1枚写真があるだけでその時の自分想いや30年後のその瞬間を楽しむ材料になるかもしれません。

スマホの普及によって誰でも写真家に慣れるこの時代、少しでもいい写真を撮りたいと思う方は是非見てみてくださいね!

(学生サポーター メガネ)

2023年5月23日 学生TA |


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