オススメ本の最近のブログ記事
こんにちは、ポテトまるです。
今回は、2023年の「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作である『名探偵のままでいて』を紹介します。
かつて小学校の校長だった祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状の現れる、レビー小体型認知症を患っています。そんな祖父に、小学校教師である楓が自分の身の回りで起きた事件(密室殺人、人間消失、幽霊騒動)の話を話すと、レビー小体型認知症とは思えない程の知性であっという間に事件を解決してしまう、という内容です。
話を聞くだけで解決してしまうので、安楽椅子探偵もののような形で推理していくんですが、普通の推理の方法とは違い、病気の影響で見る"幻視"の中に事件の真相が映像として本人には見えているというのが、他ではあまりなく面白いなと感じました。
さらに、主人公の周りの人間関係の変化もこのお話の面白いポイントだと思います。
「これって一体どういうことなの?」とはっきりしない部分もあり、少しもやっとするかもしれませんが、そこを自分で想像することこそ小説を読む醍醐味ですよね。
さすが大賞を受賞したとあって、素晴らしい作品でした。
続編も出版されているということですので、気になった方は是非読んでみてください。
(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)
皆さんはどんなことわざを知っていますか?
どんなことわざが好きですか?
有名なところだと「笑う門には福来る」あたりは
縁起の良いことわざですね
「果報は寝て待て」とか「好きこそものの上手なれ」とか
私は好きだったりします
こうしたことわざは世界にも似たような言いまわしがあり
それを日本のことわざを中心に一冊にまとめた
カラフルで分かりやすい本が本学図書館にありました
日本でなじみのあることわざが
世界では、外国語では
同じ意味でもこんな言いまわしになるのかと
その文化背景の差が見えて
ちょっと面白い一冊です
ちなみにこちらの本
「著者/北村孝一、協力/ことわざ学会」とあり
ことわざ学会なるものがあることを知りました
いろんな学会があるものですね
興味のある方はネットなどで調べてみてはいかがでしょうか
(図書館スタッフ:るん)
こんにちは! あかトマトです。
今回は昨年、法学部資料室に入ってきた図書の1冊をご紹介したいと思います。
『インターネット権利侵害:削除請求・発信者情報開示請求"後"の法的対応Q&A』
現代社会において、もはやインターネットはなくてはならない生活の一部となりました。
しかしその普及に伴い、ネットトラブルは甚大なものとなっているのが現状です。
それはもはや大人の世界だけにとどまらず、未成年も巻き込まれる可能性がある深刻な状況も...
インターネットが急速に普及した結果、法規制がそのスピードに追い付いていないのが現状です。
情報を発信するのは大切ですしとても便利なことですが、それによって誰かの人権が脅かされたり、精神的に追い詰められるようなことがあってはいけない...
私たちはいつでも被害者にも加害者にもなりえる身近な問題ですので、法学部資料室にお立ち寄りの際には是非手に取っていただけたらと思います。
(なごやの図書館スタッフ あかトマト)
元祖「あれか、これか」の作者はデンマークの哲学者 キルケゴール (1813-1855)
です。彼は人間の生き様 (実存の真理)には二つあり、「享楽的に流されて生きるか」
あるいは「倫理的に悩みながらも自律的に生きるか」人はどちらかを選ぶ『二者択一』
であるといいます。
この時々の「二者択一」の積み重ねをファイナンス理論に持ち込んだのが本書です。
本書の「あれか、これか」は、多数の企業の価値評価を手掛けたファイナンスの
第一人者である筆者が、企業の起業であるとか成長段階でのファイナンスの選択肢に
ついて、多面的な視点からの考え方を示唆してくれます。
しかしながら、現実の選択はなかなか思い通りには成功しません。その時々の判断
において大事なことは長期的な視点であり、将来価値の拡大をどう持続的に継続し
てゆくかということです。
具体的な一端として借金なのか、株式募集(公開)なのか、リストラなのかという
ような論点にもなりますが、ファイナンス上の選択にあたり、その値打ちを如何に
見抜くか値踏みするかについて語られます。
『「あれか、これか」:本当の値打ちを見抜くファイナンス理論入門』
(しろとり図書館スタッフ 東空)
映画化やドラマ化された作品も多く知名度の高い作家、東野圭吾。
どれを読んでも面白く、ドラマ化された『ガリレオシリーズ』も有名。
個人的には切なさを感じる作品が特に良いと思っている。
そんな作品を紹介したい。
トランスジェンダーがテーマの作品。
今でこそLGBTは世間に認知されつつあるが、2000年頃にこの作品が生まれたのがすごい。
ラストに「片思い」の意味が分かる。
その切なさが...
(瀬戸のスタッフ:emirin)
こんにちは、もくもくです。
今回ご紹介する本は、
作者が読んだ様々な本や展覧会についての批評を
一冊にまとめたもので、
書名に惹かれて手に取ってしまいました。
本を立体図形のように読んでいるという、
まるで魔法使いがなにか魔術の構築をしているみたいな
その方法と本との向き合い方魅力を感じます。
普段手にしないジャンルにも触れることができ
読みたい本が増えそうです。
皆さんはどの本に興味を持つでしょうか?
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)
こんにちは♪ ミステリー好きのあかトマトです。
私にとってミステリーの原点は、小学生の頃テレビで観た「金田一耕助シリーズ」です。
戦後間もない日本の風景と、何とも表現しがたい恐ろしい空気感、そこにミスマッチな間の抜けた、でも鋭い洞察力を持った名探偵金田一耕助の醸し出す世界が大好きでした。
『八つ墓村』、『犬神家の一族』、『悪魔の手毬唄』など代表作をあげたらキリがありませんし、皆さん原作でなくても映画やドラマでご存知の作品も多いと思いますので、今回はちょっと視点を変えてみまして...こちらなんていかがでしょうか?
『横溝正史の日本語』
表紙絵は『犬神家の一族』のワンシーンですが、何とも言えないですね★ でもそこに惹かれて手に取ってみました。
中を読んでみると、少し深堀した専門的なところもありますが、横溝正史の生み出す世界観やその表現が好きな人にはかなり興味深い内容でした。
同じような場面を表現するのに、異なった語句や表記がされているのは、横溝正史が意図したものなのか...
だとしたら、それは何のために?
これもまた1つのミステリーではないでしょうか。
興味のある方は、是非この謎にも迫ってみてください!
(名古屋の図書館スタッフ:あかトマト)
少し前「ゴールデンカムイ」という漫画の実写映画がヒットしました
元々作品のファンで、映画もとても楽しく拝見した一人です
この作品を通じてアイヌの文化に興味を持った方も多くいるでしょう
そんな方にこちらの本を紹介したいと思います
アイヌの女性マウコはヌプルクル(霊力を持つ人)です
マウコは出会った人々の協力を得ながら
オオカミの声をたどって
自身と自身を取り巻く状況に向き合っていきます
彼女の進む道には実際に存在している
アイヌについての博物館や資料室、
関係人物がたくさん登場します
そして、アイヌであること
それが今の日本でどういう状況なのか
どんな言葉を投げかけられ
どんな思いで過ごしているのか
その歴史的な複雑さも含めて
小説という形の中で自然と触れられるよう描かれています
ぜひ、作者の前書きと後書きも
合わせて読んでもらいたい一冊です
(図書館スタッフ:るん)
こんにちは、スタッフゆまたろうです。
今回は「本屋さんに行く」事を目的に
旅行したくなる本を紹介します。
この本の著者はアメリカで活躍するイラストレーターで、
手書きのイラストと店員からの話で
世界の素晴らしい書店を紹介しています。
有名建築家が設計した歴史的建造物や、
船や戦車、劇場や銀行を改造したユニークなものまで
見ているだけで楽しい気分になる75の書店を掲載。
どの書店にも物語があり、まるで短編集を読んでいるようです。
温かみのあるイラストもおすすめですよ!
(なごやの図書館スタッフ ゆまたろう)
『グローバルサウスの逆襲』 本書はTVでもお馴染みのジャーナリスト、池上彰さんと元外交官、作家の佐藤優さんの対談形式の共著となっています。まず、グローバルサウスとは何か?池上さんが、「インドやブラジル、タイ、南アフリカのような概ね南半球に位置するアジアやアフリカ、中南米地域の新興国・途上国の総称である」と解説されています。 基本的にサウスと言うだけに、位置的には南にあり、気候的にも暑い国々となりますが、その特徴としては、強力な政治的リーダーシップのもと急速に経済成長を加速させ、軍事を含めた国力の強化を図っている国々です。問題はこれらの国々にロシアや中国が影響力を及ぼし、いわゆるG7を中心とする先進国群への対抗を強めてきていることにあります。それが、「逆襲」たる所以です。 さらに、アメリカ合衆国の状況は新大統領の言動の行方が、この流れに影響を及ぼすことは必至と言われています。現代政治の混乱した状況を紐解き、どこに着目すべきかを示唆してくれる新書として読み易い内容になっています。
(しろとり図書館スタッフ 東空)