オススメ本の最近のブログ記事

最近ちょっと気持ちが落ち込んでいる....そんな時もありますよね。

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  そんな時お薦めの1冊を紹介します。田辺聖子著『姥ざかり』です。

  古い本ですが、本学瀬戸キャンパスに所蔵してます(『田辺聖子全集17巻』)。一度読んでみてください。

  「姥」というだけあって、物語の主人公は76才のお婆さん。

  いえ、「マダム」....と言わなければ、主人公の歌子さんに𠮟られてしまいます。

  人生100年時代。私たちも歌子マダムを見習って、明るく、強く生きていきましょう。

  読み終わるころには笑顔になっていると思いますよ~

(瀬戸の図書館スタッフ みんみん)

告白撃

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こんにちは、スタッフゆまたろうです。

今回は、『君の膵臓をたべたい』の著者の最新作を紹介します。
告白撃

本の帯にはこうありました。
「親友に告白されたい。そして失恋させたい。」

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なんとこの物語の主人公(30歳目前で結婚を控えた女性)、
自分の事を好きに違いない(と思っている)男友達を
片想いから解放してあげようと(善意で)、
彼が告白したくなる状況をあれこれ自作するのです。

そこに別の企みがある友人たちが加わり
物語は複雑に絡み合っていきます。
果たして告白は成功するのか!
彼の本当の想いとは!
主人公は自意識過剰なのでは!
...気になった方はぜひ読んでみてください。

(なごやの図書館スタッフ ゆまたろう)

こんにちは! あかトマトです☆

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!

大学はもちろん「学びの場」ですが、是非キャンパスライフも楽しんで青春してくださいネ♪

では、今日は私の青春の1ページをご紹介したいと思います。

なぜそう思ったかというと、先日こんな本を図書館で見つけまして...

《中学生日記》のメディア史:自主性を演じるドラマ

中学生日記のメディア史.jpg

お若い方は知らないと思いますが、『中学生日記』は2012年3月までNHK名古屋が制作していたテレビ番組です。

実在の名古屋在住の中学生(一部高校生)が演じる一風変わったスタイルで、1話30分で毎回主役が変わります。

実は私...この番組に何回か出演しておりました!

一度だけですが、主役もやらせていただきました。

ディレクターさんからお電話で「台本取りに来てください。今回主役だからね。」と言われた時は、お恥ずかしながら少しでもかわいく見えるように、鏡の前で笑顔の作り方を練習したり、「セリフたくさん覚えなきゃ!」と、張り切っておりました♪

しかしながら、いざ台本を読んでみると...私は担任の先生を毛嫌いして、終始ブスっと睨みつけて無視する役でした。

よってセリフも少なく、笑顔の練習なんて全く必要ない役どころで...思春期の私にはちょっと残念だった記憶があります。

それでもスタジオはもう一つの学校に通っているような特別な時間が流れ、仲間たちや優しいスタッフさん達と過ごした日々は本当に楽しくて、今でも私の宝物です!!

本の紹介とは話が変わってしまいましたが、昭和の現役中学生のリアリティを追求した番組について書かれたこの本は、現代の中学生やテレビ番組と比較してみてもおもしろいかなぁと個人的には思いました。

興味のある方は、ぜひ一度読んでみてくださいネ☆

(名古屋の図書館スタッフ:あかトマト)

名探偵のままでいて

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こんにちは、ポテトまるです。

今回は、2023年の「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作である『名探偵のままでいて』を紹介します。

かつて小学校の校長だった祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状の現れる、レビー小体型認知症を患っています。そんな祖父に、小学校教師である楓が自分の身の回りで起きた事件(密室殺人、人間消失、幽霊騒動)の話を話すと、レビー小体型認知症とは思えない程の知性であっという間に事件を解決してしまう、という内容です。

話を聞くだけで解決してしまうので、安楽椅子探偵もののような形で推理していくんですが、普通の推理の方法とは違い、病気の影響で見る"幻視"の中に事件の真相が映像として本人には見えているというのが、他ではあまりなく面白いなと感じました。

さらに、主人公の周りの人間関係の変化もこのお話の面白いポイントだと思います。
「これって一体どういうことなの?」とはっきりしない部分もあり、少しもやっとするかもしれませんが、そこを自分で想像することこそ小説を読む醍醐味ですよね。

さすが大賞を受賞したとあって、素晴らしい作品でした。
続編も出版されているということですので、気になった方は是非読んでみてください。

名探偵のままでいて.png

(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)

皆さんはどんなことわざを知っていますか?
どんなことわざが好きですか?

有名なところだと「笑う門には福来る」あたりは
縁起の良いことわざですね

「果報は寝て待て」とか「好きこそものの上手なれ」とか
私は好きだったりします

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こうしたことわざは世界にも似たような言いまわしがあり

それを日本のことわざを中心に一冊にまとめた
カラフルで分かりやすい本が本学図書館にありました

世界のふしぎなことわざ図鑑

日本でなじみのあることわざが
世界では、外国語では
同じ意味でもこんな言いまわしになるのかと
その文化背景の差が見えて
ちょっと面白い一冊です

ちなみにこちらの本
「著者/北村孝一、協力/ことわざ学会」とあり
ことわざ学会なるものがあることを知りました

いろんな学会があるものですね
興味のある方はネットなどで調べてみてはいかがでしょうか


(図書館スタッフ:るん)

こんにちは! あかトマトです。

今回は昨年、法学部資料室に入ってきた図書の1冊をご紹介したいと思います。

インターネット権利侵害:削除請求・発信者情報開示請求"後"の法的対応Q&A

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現代社会において、もはやインターネットはなくてはならない生活の一部となりました。

しかしその普及に伴い、ネットトラブルは甚大なものとなっているのが現状です。

それはもはや大人の世界だけにとどまらず、未成年も巻き込まれる可能性がある深刻な状況も...

インターネットが急速に普及した結果、法規制がそのスピードに追い付いていないのが現状です。

情報を発信するのは大切ですしとても便利なことですが、それによって誰かの人権が脅かされたり、精神的に追い詰められるようなことがあってはいけない...

私たちはいつでも被害者にも加害者にもなりえる身近な問題ですので、法学部資料室にお立ち寄りの際には是非手に取っていただけたらと思います。

(なごやの図書館スタッフ あかトマト)

あれか、これか

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 元祖「あれか、これか」の作者はデンマークの哲学者 キルケゴール (1813-1855)

です。彼は人間の生き様 (実存の真理)には二つあり、「享楽的に流されて生きるか」

あるいは「倫理的に悩みながらも自律的に生きるか」人はどちらかを選ぶ『二者択一』

であるといいます。

この時々の「二者択一」の積み重ねをファイナンス理論に持ち込んだのが本書です。

 本書の「あれか、これか」は、多数の企業の価値評価を手掛けたファイナンスの

第一人者である筆者が、企業の起業であるとか成長段階でのファイナンスの選択肢に

ついて、多面的な視点からの考え方を示唆してくれます。

しかしながら、現実の選択はなかなか思い通りには成功しません。その時々の判断

において大事なことは長期的な視点であり、将来価値の拡大をどう持続的に継続し

てゆくかということです。

具体的な一端として借金なのか、株式募集(公開)なのか、リストラなのかという

ような論点にもなりますが、ファイナンス上の選択にあたり、その値打ちを如何に

見抜くか値踏みするかについて語られます。

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「あれか、これか」:本当の値打ちを見抜くファイナンス理論入門

(しろとり図書館スタッフ 東空)

東野圭吾 ワールド

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映画化やドラマ化された作品も多く知名度の高い作家、東野圭吾。

どれを読んでも面白く、ドラマ化された『ガリレオシリーズ』も有名。

個人的には切なさを感じる作品が特に良いと思っている。

そんな作品を紹介したい。

『片思い』

トランスジェンダーがテーマの作品。

今でこそLGBTは世間に認知されつつあるが、2000年頃にこの作品が生まれたのがすごい。

ラストに「片思い」の意味が分かる。

その切なさが...

(瀬戸のスタッフ:emirin)

こんにちは、もくもくです。

今回ご紹介する本は、

作者が読んだ様々な本や展覧会についての批評を

一冊にまとめたもので、

書名に惹かれて手に取ってしまいました。

本を立体図形のように読んでいるという、

まるで魔法使いがなにか魔術の構築をしているみたいな

その方法と本との向き合い方魅力を感じます。

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『背表紙の社会学』

普段手にしないジャンルにも触れることができ

読みたい本が増えそうです。

皆さんはどの本に興味を持つでしょうか?

(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)

金田一耕助の世界

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こんにちは♪ ミステリー好きのあかトマトです。

私にとってミステリーの原点は、小学生の頃テレビで観た「金田一耕助シリーズ」です。

戦後間もない日本の風景と、何とも表現しがたい恐ろしい空気感、そこにミスマッチな間の抜けた、でも鋭い洞察力を持った名探偵金田一耕助の醸し出す世界が大好きでした。

『八つ墓村』、『犬神家の一族』、『悪魔の手毬唄』など代表作をあげたらキリがありませんし、皆さん原作でなくても映画やドラマでご存知の作品も多いと思いますので、今回はちょっと視点を変えてみまして...こちらなんていかがでしょうか?

横溝正史の日本語

横溝正史の日本語.jpg

表紙絵は『犬神家の一族』のワンシーンですが、何とも言えないですね★ でもそこに惹かれて手に取ってみました。

中を読んでみると、少し深堀した専門的なところもありますが、横溝正史の生み出す世界観やその表現が好きな人にはかなり興味深い内容でした。

同じような場面を表現するのに、異なった語句や表記がされているのは、横溝正史が意図したものなのか...

だとしたら、それは何のために?

これもまた1つのミステリーではないでしょうか。

興味のある方は、是非この謎にも迫ってみてください!

(名古屋の図書館スタッフ:あかトマト)

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