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月まで3キロ

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こんにちは、もくもくです。

今回ご紹介するのは、短編集『月まで3キロ』です。

ドラマの原作で作者をご存知の方がいるかもしれません。

主人公達は、出口のないような悩みを抱えている大人や子供です。

その悩みが劇的に解決されるわけではないけれど、

偶然の誰かとの出会いが、それを乗り越える助けとなり、明るい光が見えてくる。

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作者が地球惑星科学専攻というのも、物語の構成に大きく関わっていますが

上手く内容に溶けこませていて、専門的な知識もすんなりと入ってきます。

読み進めるうちに、感情曲線があがっていく素敵な物語たちです。

(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)

映画化やドラマ化された作品も多く知名度の高い作家、東野圭吾。

どれを読んでも面白く、ドラマ化された『ガリレオシリーズ』も有名。

個人的には切なさを感じる作品が特に良いと思っている。

そんな作品を紹介したい。

『容疑者Xの献身』

ガリレオシリーズ第3作で、2008年に福山雅治主演で映画化された。

捜査線上に浮かんだのは、湯川の大学時代の友人で天才数学者の石神だった...。

命がけの純愛が生んだ犯罪。

これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。

ラストがまた、切なすぎる...。

(瀬戸のスタッフ:emirin)

少し前に

『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』という映画を観ました。

作家サリンジャーへのファンレターに返事を書くという仕事に就いた主人公

彼女はサリンジャーの作品を読んでいない。

実のところ私も最近、読もうとしたのですが最初の数ページで挫折しています。

主人公はサリンジャーに送られてくるファンレターを読むうち

次第にサリンジャーに関心をもつようになります。

実は彼女にはあきらめかけた夢がありました。

ついに彼女はサリンジャー本人からの電話をとってしまうのです。

彼女の夢への道は開かれるのか?

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なんとなく興味を持って、この映画の原作

サリンジャーと過ごした日々』を読んでみたいと思いました。

この本は『愛知県図書館横断検索愛蔵くん』から検索してお近くの所蔵館を見つけてくださいませ。

そして、挫折した私もついに再度、挑戦してみることにしました。

ライ麦畑でつかまえて野崎孝訳

キャッチャー・イン・ザ・ライ村上春樹訳

こちらの2冊はどちらも瀬戸図書館にあります。

(瀬戸図書館スタッフ:小豆)

こんにちは、ポテトまるです。

今回は、『六人の嘘つきな大学生』という作品を紹介します。
2022年の本屋大賞にもノミネートされていた作品です。

六人の嘘つきな大学生.png

急成長中のIT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った6人の就活中の大学生が、内定の枠を巡って繰り広げるサスペンスストーリーとなっています。
映画化もされたので、ご存じの方も多いかもしれませんね。

私が作中で印象だったのは、物語が進む中で、登場人物一人一人の印象が二転三転していくところです。
ついさっきまで信頼していた相手の悪い部分を知ったことで、それまでの関係が一気に崩れてしまうところがリアルで、人間らしいなと感じました。

人間は誰しも善と悪の二面性を持っていて、自分の中の物差しだけで判断すると、相手の本当の姿が見えないこともあるということを改めて考えさせられる作品でした。

物語の最後には散りばめられた伏線がどんどん回収されていく爽快感も味わえたので、ミステリーが好きな人にはオススメな作品です。

皆さん是非読んでみてください。

(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)

Nintendo DS用ソフトの「脳トレ」を監修している筆者が、脳機能の発達に関する研究で読書の大切さを取り上げています。紙の本を読むこととタブレットやスマホで読むことの違いについても触れられていてとても興味深く思いました。

自分が普段なんとなく感じていることが、研究結果として現れていることに納得感がありました。

 

choju8_0002_11.jpgchoju8_0002_9.jpg『本を読むだけで脳は若返る』choju8_0002_11.jpgchoju8_0002_9.jpg

コロナ以降子どもたちが学校でタブレットを使っていますが、こちらについてもその危うさに触れられています。

MRIなどを使った調査によると電子機器を見ているとき脳はリラックス状態になっていてあまり働いていないとか。

脳の発達には子どもにとっても高齢者にとっても読書(そして音読!)が有効なのだそう。

本好きにはもちろん、子育て世代や年配の方にも読んでみる価値があると思います。

【図書館スタッフ:フエルトうさぎ】

こんにちは♪ あかトマトです。

先日3年越しで待望の「安曇野ちひろ美術館」へ行ってきました❣

息子が長野県に引越してからこの3年、年に3回は長野に行っているのに、結局いつも息子の部屋の掃除や買い物に追われ...やっと今回念願が叶いました☆

あいにくの大雨で本来なら安曇野の美しい景色も見られるはずだったのですが、それは叶わず...でも駐車場から美術館の入口まで傘の貸出をしていたり、入る前から来館者に優しい美術館でした。

私は幼い頃に読んだ絵本『ひさの星』が好きで、いわさきちひろの絵のファンになったのですが、絵心は全くなく...

ただ素敵だなぁという感覚なのですが、油絵を習っている娘は食い入るように長時間かけて観ていました。

それでもド素人の私の心にも響く、あの透き通るようないわさきちひろの絵の美しさに囲まれて、本当に来てよかったなぁと思える素敵な時間でした。

館内には信州産のりんごジュースやアイスティー、地元のお菓子やパンをいただける「絵本カフェ」もあり、お土産も充実していて、特にいわさきちひろのファンでなくても年齢問わず1日楽しめる場所です♪

長野へ行った際には、ぜひ一度訪れてみてくださいネ☆

(なごやの図書館スタッフ:あかトマト)

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ごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
みなさんには何か趣味はありますか?
語学、スポーツ、楽器、ダンスなどなど、サークルや個人で楽しむために日々努力している方もいらっしゃるでしょう。
今回ご紹介するのは、そういった何かしらに打ち込んでいる方におすすめの一冊です。

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上達の法則 : 効率のよい努力を科学する

なぜ反復練習によって技術が身に付き上達するのか、初級者・中級者と上級者の違いはどういう所にあるのか、上達した人はどこが違うのか、などの論理面だけでなく、効率よく上達するための方法論についても書いてあります。
中級者から上級者にレベルアップするためにどうすればいいのか、どんなスキルにも応用できる具体的な練習方法も紹介されています。
どうせするなら効果的な努力をしたいですよね。
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)

みどりのゆび  

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こんにちは、もくもくです。

今回ご紹介するのは『みどりのゆび』です。

「じぶんの子どもをとてもかわいがっているのに、ほかのひとの子どもたちを

なしごにするために、兵器をこしらえている」そんな父親のもつ兵器工場の

おかげで裕福な生活を送る少年 チト。

彼は不思議な力をもっていて、様々な人々や社会に触れ、本当に大切なものは

なにかを考え、行動を起こしていきます。彼の持つ力を使って街中を花で

たし、人々を顔にしていったのです。

父親の兵器工場で作られた武器を使った戦争が始まろうとした時、

彼のとった行動は?その結果起きたことに父親はどんな対応をしたのでしょう?

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公共図書館に所蔵されていますので、興味を持たれた方は

手に取ってみてください、少年が何者かがわかります。

そして最後にある「訳者のことば」も、是非読んでみてください。

この物語をより深く感じられると思います。

(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)

東京在住疑似体験

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rainbow_bridge.pnglandmark_tower_skytree.pngこんにちは、スタッフゆまたろうです。

今回は「東京」を撮影し続ける写真家、
中野正貴さんのの作品集を紹介します。

東京

まず目を引くのが誰もいない東京。
銀座・六本木・新宿・渋谷、
世界有数の人口密度の高い場所なのに、
写真の隅々まで目を凝らして探してみても、
人も車も全く見当たりません。
まるで人類だけが消滅してしまったかのような東京の姿。

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次に窓から見た東京。
生活感のある部屋の窓から見える、
東京に住んでいる者にしか見えない景色。

他にも水面に移る街の姿や、
製造中の巨大建造物など、
東京の様々な顔を見ることができておすすめです。

(なごやの図書館スタッフ ゆまたろう)

俺ではない炎上

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こんにちは、ポテトまるです。

今回は、浅倉秋成さんの『俺ではない炎上』の紹介です。

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ある日、自分に成りすましたSNSアカウントの投稿から自分が殺人犯だと断定され、ネット上で次々と個人情報がさらされ、炎上してしまう。
自分が殺人犯ではないと知っているのは自分だけ。
日本中の人間が敵となり、自分を捕まえようとしている中、逃亡劇を繰り広げながら真犯人を探す。というストーリーです。

SNS上での炎上、そして犯人と思われる人物の個人情報の特定。これらは昨今、珍しくない時代になっています。
ネットの情報は誤った情報も多いというのは、よく言われていますが、あまりに不正確な情報が出回ってしまうと、あたかもそれが真実のように思われてしまうこともあると思います。

そういったSNSの怖さを疑似体験することのできる作品でした。
SNSという監視の目があることで、日本中が敵となってしまった主人公が繰り広げる逃亡劇は
とてもスリルがあって面白いと感じましたので、ハラハラとしたスリル感が好きな方にもおすすめの一冊です!

(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)

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