傷ついたヒーロー

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こんにちは、今日は超有名な漫画家・絵本作家の「やなせたかし」さんの本を紹介したいと思います。何が有名ってもちろん「アンパンマン」ですよね。知らない小学生は存在しない説を力説したいくらい(笑)

そして今回紹介したいのは、短編童話連作『十二の真珠』です。

                                                          やなせさんは、漫画家として仕事を始めていましたが、"童話をかきたい"とずっと思っていて、「十二の真珠を並べたような十二篇の童話をかこうと思って一番最後の童話のタイトルは『十二の真珠』と、かく前から決めていた。」とのことで、このとき連載された12の短編童話の中に「アンパンマン」の原型が書かれたのでした。                           (ちなみに、アンパンマンが初めて絵本で登場したのは1973年、月刊キンダーおはなしえほん10月号のことです。タイトルに"それいけ!"もないし、タイトル表記もひらがなの「あんぱんまん」なのですね)                       

挿絵として描かれている元祖アンパンマンは、まるまるとしたおじさんが頭巾とマントをつけている姿で見慣れた絵と違う・・・ちゃんと飛ぶんだけど割と衝撃的です。絵本「あんぱんまん」は今の姿に通じるものがあるんですけどね。                      やなせさんの考える「正義」と「飢え」のテーマが凝縮された短編童話となっていて、「あんぱんまん」は正義の味方として空腹の子どもたちを救うために自分を犠牲にして空腹の子どもたちを救うために頑張るおじさん。

                                                          『十二の真珠』は、子どもにも大人にも楽しめる物語が詰まった一冊です。                        2025年春の朝ドラでもストーリーのモデルになっていて、私はドラマを見て人生を体感してますが、そんなやなせさんの想いが詰まったアンパンマン以外の作品に触れる絶好の機会なので、良かったら是非☆彡

  (★瀬戸の図書館スタッフ ティズ★)                                             

                                                             

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