スタッフ: 2013年9月アーカイブ
皆さまこんにちは。
秋学期は順調にスタートを切れましたでしょうか?
あーんど聖書を読んでいますか?
クリスチャンでもそうでなくてもせっかく名学に入ったなら、
授業以外にも一節くらい聖書に目を通したいものです。
なぜかというとですね。大学で学問していく時に、自分の宗教が何であれ、
聖書に触れておくと、自分の専門分野の理解が深まることがありますよ~
てなことをいいたいのです。
なんでも聖書って世界一売れてる本なんだそうです。
また、一口に聖書といってもその種類たるや膨大です。
いろんな出版社が出していたり、翻訳されていたり。
そもそも聖書自体、旧約や新約その他様々な文書類の集まったものであり、
一冊としての成立には半端ない歴史と人々が関わっています。
そしてその歴史にかかわってきた多くの国々は
聖書の中に表現される考え方に大きな影響を受けているわけです。
その影響は実に根深く、そうとは認識できないレベルにも存在します。
例えばアメリカの映画には、ストーリーの中にキリスト教的な要素が描かれることがありますね。
例えばイギリスの法律にはキリスト教に基づく考え方で制定されている法律もあるのではないでしょうか。
例えば現在のイスラム教国の政治、経済、紛争などの歴史的背景にも関わっているでしょう。
(聖書の一部はイスラム教の聖典のひとつでもあります。)
歴史、政治、法律、経済、商業、文化、言語...宗教以外のどんな分野であっても
学んでいくうち、聖書の考え方が影響を与えているという可能性に突き当たることがあります。
そんな時聖書の内容知ってると、「あ、それでこんな考え方するのか」とわかる瞬間があったり。
したら楽しくないですか?
ほらね、案外お役立ちなんですって~。
ワタクシ的には日本語と英語対訳タイプになっている聖書は、
語学の勉強的にもおススメしたいところです。
あ、ちなみに、テスト時期になると図書館のカウンターに
「聖書ありますか?」と借りに来られる学生さん時々いらっしゃるんですが、
実はこの質問、司書的にはちょっと悩ましい。
多分おたずねの意味は、「(授業で使っているのと同じ)聖書ありますか?」
なのだろうと思います。 でもって回答としては
「授業で使われている聖書は図書館にはないのですが、
それ以外のものならいろんなタイプの聖書がありますよ。」
なのです。
いやほんと聖書っていっぱい種類あるから!
指定のテキストだけが聖書じゃないのよ~!
図書館にもそのほんの一部だけど、いろいろあるから見に来てくだされ!
そんなこともお知らせしたいスタッフなのでした。
(名古屋のスタッフ るん)
朝晩は、涼しいを通り越して肌寒いくらいになりましたね。
秋晴れのある日、昼休みにキャンパス内を散歩しました。
外から見た瀬戸図書館。
目に染みるような、深い深い青色の空がきれい。
玄関のガラスに、空の色が反射してます。
風は爽やかでさらっとしていましたが、
陽射しはまだ強くて、肌がちりちりしてきました。
歩いていると、汗もしっかり出てきます。
夏の名残りを惜しむように、
小さなひまわりががんばって咲いていました。
そして、夕暮れ時。
図書館の玄関から見える景色は、斜光線の金色に彩られます。
西日もカウンタまで差し込むようになり、
しみじみ秋の訪れを感じます。
瀬戸の冬は長くて厳しいので、
過ごしやすくて、食べものも美味しくて、
色彩豊かな秋が、少しでも長く続いてほしいなと思います。
本を読んでいないのを写真でごまかしたうぱこでした<(_ _)>
(瀬戸のスタッフ うぱこ)
読書の秋、には少し早いですが
たまには、一日ゆっくり本を読みながら過ごしてみたいと思います。
それでは、私が最近読んだ本を紹介します。
これはタイトルが衝撃的でした。
INCIDENTS IN THE LIFE OF A SLAVE GIRL」
ハリエット・アン・ジェイコブズ著
堀越ゆき訳
大和書房
1820年代のアメリカ。
その時代、奴隷という制度があり、その運命を背負った少女がたくましく生きる姿を描いたノンフィクション。
少女の知恵、たくましさを感じました。
2冊目は、
堀川惠子
岩波書店
読み始めて連続射殺事件犯の名前であると知る。
彼は獄中で手記や小説を書き、世間から注目を集めた。
貧しさから親から愛情を与えられることもなく、学業など受ける機会もなかった結果、犯罪を起こすに至ったという。
母親に捨てられるという体験をした彼の母親は、同じようにわが子を捨てた。当時の話を聞く鑑定医師に対して、彼女は悪びれたところなく語った。
***
どちらかというと重たい内容の2冊でしたが、
考えるところは多く、読書の新たな世界が広がりました。
(瀬戸のスタッフ FUJI-san)
12年待ちました。
(いや、ずっと待ち続けていたわけではなく、気付いたら出ていたんですが、、、汗)
昔ハマったシリーズものに新刊が出たんです。
『十二国記』
(画像はシリーズ1作目の「月の影 影の海」)
小野不由美さんのダークファンタジーです。
NHKでアニメ化もされており、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
当時は私や私の周りでもブームになっており、
私は知人から全巻(10冊くらい?)借りて読んだのですが、
相当な勢いで読破した記憶があります。
まだまだ物語は途中で、早く続きが読みたいシリーズではあったのですが、
「新刊が出るかも!?」と噂がたっては消え、
12年が過ぎてようやく出ました(笑)
それが 「丕緒の鳥 十二国記」 (新潮文庫)です。
ただ残念なことに、今回出版された新刊は、シリーズの続きという感じではなく、
今までの物語の'行間の物語'という感じで、
続きが読みたい!と思っていた人間からすると少しガッカリかも・・・。
しかーし!! またしても「続きが出るのでは!?」との噂があるようで(笑)
頼むから未解決の部分だけでも解決してくれ~!と願う私は、
また待ってしまうのでしょうね...。^_^;
(瀬戸のスタッフ かりんとう)
せっかくの夏休み、あれもこれもやりたいことは
いっぱいあったりするけれど、今年はあえてのんびり
休息をとろう!と心に決めて、
でも何にもしないってのもつまらないので
いつもはちょっと苦手な長編タイプの本を読んでみようと思いました。
で、選んでみましたこの本。
『百年法 上・下』
日本はアメリカ発の不老技術を導入し永遠の若さを
得たと同時に世代交代を促すため、不老処置を
受けたものは100年後に死ななければならない法律
「生存制限法」も併せて導入していた。
そして西暦2048年、その生存制限法の適用が迫って
きた中で人々の想いが交錯していく。
そんなお話しです。なかなかスリリングな設定と
不老ではないものの、あながち他人事ではない
社会状況が描かれていて重たい話しですが、
読んでいて引き込まれます。
たいてい上巻まで読むとギブアップしてしまう私ですが、
果たして下巻に手をつけ、読みきれるのでしょうか?
(あれ?まだ読み終わってないの?)
...う、...ええ~っとぉ...
そっちの方がスリリングな夏になりそうです。
(だめじゃん!)
(名古屋のスタッフ るん)