名探偵のままでいて

| | トラックバック(0)

こんにちは、ポテトまるです。

今回は、2023年の「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作である『名探偵のままでいて』を紹介します。

かつて小学校の校長だった祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状の現れる、レビー小体型認知症を患っています。そんな祖父に、小学校教師である楓が自分の身の回りで起きた事件(密室殺人、人間消失、幽霊騒動)の話を話すと、レビー小体型認知症とは思えない程の知性であっという間に事件を解決してしまう、という内容です。

話を聞くだけで解決してしまうので、安楽椅子探偵もののような形で推理していくんですが、普通の推理の方法とは違い、病気の影響で見る"幻視"の中に事件の真相が映像として本人には見えているというのが、他ではあまりなく面白いなと感じました。

さらに、主人公の周りの人間関係の変化もこのお話の面白いポイントだと思います。
「これって一体どういうことなの?」とはっきりしない部分もあり、少しもやっとするかもしれませんが、そこを自分で想像することこそ小説を読む醍醐味ですよね。

さすが大賞を受賞したとあって、素晴らしい作品でした。
続編も出版されているということですので、気になった方は是非読んでみてください。

名探偵のままでいて.png

(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 名探偵のままでいて

このブログ記事に対するトラックバックURL: https://blog.ngu.ac.jp/mt/mt-tb.cgi/9421

栞輪漫画へ
  • YouTube折り方動画へ

  • ※画像をクリックすると漫画の原稿が表示されます。

    蔵書検索

    アーカイブ