『ゲイルズバーグの春を愛す』 

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こんにちは、もくもくです。

今回ご紹介するのは、「ジャック・フィニィ」のファンタジー作品です。

彼はSF作家、ミステリー作家でもあり、この作品で書かれている

憧れの時代と同じ道路、場所または部屋など、すべての条件が一致すると

現代を離れることができるというアイデアは

過去の世界への入り口として、彼の長編SFでも使われています。 

bg_natural_flower.jpg 

並行世界を行き来できるコインや

時を越えて手紙を届ける古い机の隠し抽斗。

出会ってはいないけれど、世界のどこかにきっとあると思わせる

不思議でノスタルジックな短編集。

古き良き時代が持つ不思議な力

その中で生きている人々の日常や人生を優しく描いていて

読んでいる自分も、あたたかい気持ちになりました。 

 

書影(カバー画像)についても、

この絵で本書を買ってしまったという評もあったくらい

緻密で美しい絵を描く、内田善美という方によるもので

優しい不思議なお話達をさらに素敵にして感じさせてしまう

素晴らしい相乗効果をあげています。 

機会があれば、手に取ってみて下さい。

この近辺では、愛知県図書館、鶴舞図書館で所蔵されています。

(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)

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