京都、行こう 

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こんにちは、もくもくです。

今回ご紹介する図書は、皆さんがたぶん一度は行ったことがある

京都の美術鑑賞に関するものです。

著者は「美術解剖学」という、少し聞きなれない分野を基盤として

芸術や文学の批評、解剖学の著作などの執筆活動をされている方です。 

 

修学旅行に行く当時中学生の息子さんなど、

京都初心者にむけたガイドブックのため、

というのが執筆の動機だそうですが、

それだけにわかりやすく、この場所では何をどう見るのか、

そこはどういう美しさなのかを

シーンごとに解説してくれています。

描写がリアルで、読んでいると景色が思い浮かぶようで、

お寺、庭園、建築果ては垣根に至るまで、京都のもつ様々な美しさを

言葉を尽くして教えてくれます。 

51kOP6kWq8L.jpg 

『布施英利著:京都美術鑑賞入門』

何というか、自分が行ったことのある場所が、

ただ見ていただけだったと思い知らされました。

勿論、ただ見るだけも素敵なのですが、知ることができれば

そのさきに進んで、京都の美しさをより感じることができる

のではないかと思います。 

 

皆さんは読後に、どの場所を選ぶのでしょうか?

そんなことを想いながら、読んでみるのも面白いですね。 

(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)

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