にんげん百物語(誰もが知らないからだの不思議)

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こんにちは豆太です。

江戸時代、庶民の間で流行した座敷遊びに、「百物語」がある事をご存知ですか。

夕景、大広間に用意した百本の燭台に、百本の蝋燭を灯し立てる。

そこに百人が集まって、各人がひとつずつ怪談や奇談を披露するのです。

話し終えた者は、自分の目の前の蝋燭を順に吹き消していきます。

夜が更けるにつれ、披露される話と吹き消される蝋燭の数が増してゆき、

あれほど明るかった広間は、徐々に暗くなっていきます。

そして、百話が終わって百本目の蝋燭が吹き消されると、あたりは真の闇に包まれ、

その闇から魑魅魍魎が現れ出るという遊びです。

このため、「百物語」と銘打ちながら、実際には九十九話で打ち止めにするのが通例でした。

こうした「百物語」の趣向、すなわち、幾多の物語が連綿とつづり出される楽しさを、

書物の上で「からだ」をキーワードとして再現しようと試みた本がこちらです。

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『にんげん百物語:誰も知らないからだの不思議』

趣味嗜好や人生観は十人十色であっても、自分の「からだ」に無関心なひとはいません。

万人が常に大きな関心を寄せる「からだ」こそ、いまもむかしも物語の宝庫なのです。

この本の百話は「頭のてっぺんから足の先まで」という慣用句に従って配列してあります。

もくじを見て目についた、あるいは興味のあるところからアトランダムに読んでいけます。

誰もが知らない「からだ」の不思議をおもしろおかしく綴っています。

是非、雑学的に読んでみてください。ひびのライブラリーにあります。

(名古屋図書館スッタフ:豆太)

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