われ弱ければ

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なにげな~く検索していたら見つけました。

★われ弱ければ ー矢嶋楫子伝ー 三浦綾子著

矢嶋楫子さん、どんな方か、全く知りませんでしたが、昨年、映画化されたんですね。

常盤貴子さんが楫子さんを演じられたようです。

★映画『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』のホームページは、こちら

原作 三浦綾子「われ弱ければー矢嶋楫子伝」(小学館)  監督 山田火砂子

常盤貴子 石黒賢 渡辺いっけい キャロリン愛子ホーランド 渡辺大 藤吉久美子 竹下景子

天保、明治、大正と女性が虐げられていた時代に生き、婦人矯風会の初代会頭として活動をしてこられた方、女子学院の院長など女性として初めてのことを数々体験されています。

酒乱の夫から命を守るため子供を連れて逃げ出し、女性から離縁など許されない時代に、周りの批判を顧みず、自ら離縁を申し出た体験から、矯風会の禁酒運動に携わることは彼女の使命と思われたことでしょう。

女子学院の院長時代には校則を廃止し、「あなたたちには聖書があります。自分で自分を治めなさい」という言葉は良く知られているようです。(私はこの本を読んで初めて知りました)

酒乱の夫に悩まされた経験のある楫子は、お酒は嫌っていましたが、たばこは別だったようです。かなりのヘビースモーカーだったと思われます。

まさに周りに煙たがられていた楫子を、女子学院の院長に迎え入れた宣教師ミセスツルーの忍耐深い愛は、はかり知ることはできませんが、彼女も辛かったのだとわかるシーンは感動ものです。

われ弱ければ.jpg

禁酒・廃娼・一夫一妻制・新しい女子教育...
江戸後期から大正まで生き抜き、一途に女性の地位向上を目指した生涯

93歳、最期まで走り抜けた矢嶋楫子の人生、読んでみませんか。

 

★『われ弱ければ』の所蔵館(県内)は『横断検索愛蔵くん』で探せます。

(図書館スタッフ:小豆)

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